歌手IU(アイユー)の盗作疑惑や“連絡遮断説”について、所属事務所が再び反論した。
6月21日、IUの所属事務所EDAMエンターテインメントが公式立場を発表し、「ドイツのバンド、NEKTA側の主張は基礎事実と明確に異なる」と強調した。
ドイツのバンド「NEKTA」は、自身が2009年に発売した曲『Here’s us』が2013年にリリースされたIUの『The red shoes』で盗作されたと主張している。
さらに最近も、2013年から現在まで、当時のIUの所属事務所だったLOENエンターテインメントはもちろん、現所属事務所のEDAMエンターテインメントも何度連絡しても返答がないと伝えたりした。
それに対してEDAMエンターテインメントは6月21日、2013年12月4日にLOENエンターテインメントがNEKTA側に送信したメールの一部を公開して反論。さらに公式立場を発表し、「IUのアルバムをプロデュースしたチョ・ヨンチョルプロデューサーが立場文を通じて、むしろNEKTA側が基礎的な事実関係を確認しようとするメールと公文書に返事をしなかったという内容を裏付ける資料」と説明した。
そして「NEKTA側が最近、またこちらにメールを送ってきた事実を確認した。当社は重大な事案であるだけに、法務検討などの過程を経て、6月20日にNEKTA側にこれに対する回答を送った」と明言した。
EDAMエンターテインメントの公式立場全文は、以下の通り。
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IUの所属事務所EDAMエンターテインメントです。本日の報道について、下記の立場をお知らせいたします。
ドイツのバンド、NEKTA側の主張は基礎事実と明確に異なります。
NEKTA側は最近ホームページを通じて、盗作疑惑が提起された2013年から現在まで、アーティストと当時の所属事務所であるLOENエンターテインメントはもちろん、現所属事務所であるEDAMエンターテインメントに何度も連絡をしたが応答がなかったと、もう一度主張しました。
しかし、これは事実ではありません。
これと関連して当社は6月21日、自社の公式SNSを通じて、当時の所属事務所であるLOENエンターテインメントが法務法人を通じてNEKTA側に発送したメール内容の一部を公開する方式で、「当時対応しなかった」というNEKTA側の主張に対して反論します。
SNSを通じて公開されたそのメールは、「2013年12月4日」にNEKTA側に送信され、送信者はLOEN側の法務法人でした。
その法務法人が当時NEKTA側に送った公文書には、「外国著作権者の法的代理人として、知られた件に対して著作権者の許諾を得られない場合があるため、NEKTAメンバーであるGyso Hilger、Nathalie Schaefer、そしてNordendエンターテインメント・パブリッシングが適法に執行した委任状製本を提供してくれることを要請する」などの内容が含まれたりもしています。
これは先月、IUのアルバムをプロデュースしたチョ・ヨンチョルプロデューサーが立場文を通じて、むしろNEKTA側が基礎的な事実関係を確認しようとするメールと公文書に返事をしなかったという内容を裏付ける資料でしょう。
また、NEKTA側がホームページを通じて主張するように、当社や当時の所属事務所、作曲家などがこれと関連した議論が終わったという趣旨のいかなるインタビュー、報道資料、公式立場を明らかにしたことはありません。さらにアーティストは著作権者ではなく歌唱者であるため、著作権に関する意見を明らかにする上で慎重な立場が堅持されるしかないと当社は判断します。
なお当社は、NEKTA側が最近、またこちらにメールを送ってきた事実を確認しました。
当社は重大な事案であるだけに、法務検討などの過程を経て、6月20日にNEKTA側にこれに対する回答を送ったことを確認いたします。
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