キム・ウニ作家の新ドラマ『悪鬼』(SBS、原題)がベールを脱いだ。6月23日に初放送を控えて、最初のティーザー映像が電撃公開されたのだ。
新金土ドラマ『悪鬼』は、悪鬼に憑かれた女と、その悪鬼を見ることができる男が、謎の死を暴く韓国型オカルトミステリードラマ。『サイン』『シグナル』『キングダム』など、多くの作品をヒットさせてきた大物脚本家キム・ウニの新作として話題を集めている。
5月26日、制作陣が電撃公開したティーザー映像は、その期待をさらに高めた。
まず「ドアの外は違う世界、ドアを開けるとそこには悪鬼がいる」というサニョン(演者キム・テリ)のナレーションとともに想像以上の別の世界が繰り広げられ、緊張感とミステリアスな雰囲気を醸し出した。
そして受け取ってはいけなかった父親の遺品を受け取ってしまったサニョンの目つきが急変する瞬間、冷ややかな恐怖が漂う。
人間の欲望に迫る悪鬼に憑かれたサニョン。彼女の周辺では謎の事件が絶えず、その悪鬼を見られる唯一の人物であり、民俗学者であるヘサン(演者オ・ジョンセ)はこれを防ぐために全力を尽くす。
しかし、人間の心理を巧みに利用する悪鬼の前で、人間は限りなく弱くなり、お手上げ状態に。結局、「ダメだ」というヘサンの凄絶な叫びもむなしく、誰かの死だけが残る。
このように、『悪鬼』の最初のティーザー映像は30秒余りの短い分量であるにもかかわらず、息が詰まるほど締め付けられる緊張感と極度の恐怖感がスリルを与え、ウェルメイドジャンル物の誕生を予告している。
何より、「キム・ウニジャンル」の魅力を十分に生かしたイ・ジョンリム監督の演出力が目を引く。オカルト的な映像美はもちろん、緻密に積み上げた展開が本編に対する期待感を一層高めているためだ。
製作陣は「ジャンル物では他の追随を許さないキム・ウニ作家のしっかりとした台本とキム・テリ、オ・ジョンセ、ホンギョンなど卓越した演技力を持った俳優たちの熱演、これを合わせたイ・ジョンリム監督の独歩的な演出力が完璧なアンサンブルを成す。お茶の間では見られなかった韓国型オカルトミステリーが視聴者の観戦欲求と刺激すると期待する。完成度の高い作品で伺いたい」と伝えた。
新ドラマ『悪鬼』は、6月23日22時より韓国SBSで放送。
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