第76回カンヌ国際映画祭で初お披露目となったBLACKPINK・ジェニーの女優デビュー作に、早くも逆風が吹いている。
【画像】ジェニー、カンヌ前にBTS・Vと“手つなぎデート”?
歌手のザ・ウィークエンドと、HBO『ユーフォリア/EUPHORIA』のサム・レヴィンソン監督が製作総指揮、共同脚本を担当した米HBOドラマ『The Idol』は、リリー=ローズ・デップ演じる女性歌手を主人公に、ロサンゼルスの音楽業界の舞台裏を描いた作品だ。全6話で6月4日に北米公開を控えている。
現在開催中の第76回カンヌ国際映画祭では、アウト・オブ・コンペティション部門でエピソード2話ほどが映画のように編集されて初公開されたのだが、海外メディアや批評家から手痛い評価を受けているようだ。
米紙『ニューヨーク・ポスト』の芸能サイト「ページ・シックス」は、主演を務めたリリー=ローズ・デップについて、「胸と下半身を過度に露出したという非難を受けた」と評した。
ほかにも、リリー=ローズ・デップの性的なシーンが多いと言及するメディアは多く、『ハリウッド・レポーター』は「カメラが彼女の胸などを撮らないシーンはほとんどない」と伝えたほどだ。
特に『バラエティ』は「すでに物議を醸しているシリーズの最初の2エピソードには、デップに対するリベンジ写真、氷のキューブを使った行為、ナイトクラブ所有の詐欺師、ハリウッドの卑劣な“おべっか”ファンが詰め掛けた」と強く批判している。
メディアだけでなく、本作を“下品”と表現する批評家は少なくなく、映像作品批評サイト「ロッテン・トマト」では100%中9%の評価しか与えられていない。「ロッテン・トマト」のコメント欄は、「不快で、野蛮で、とても長く感じる。予想よりもはるかに悪い」「下劣で拷問的」「陰惨で、グロく、下品」などと酷評だらけだ。
一方、ジェニーに関しては出演時間が短い点が注目されている。
ジェニーは主人公の友人で、控えダンサーという役どころだ。そのためか、登場シーンの分量も特別出演レベルの時間だったという。ただ、今回のワールドプレミアでは全容が明らかになっていないことから、作品の後半に重要な役割を持つ可能性もなくはない。
いずれにせよ、本編がすべて明らかにならないと本当の評価はわからないだろう。駄作なのか名作なのか、果たして…。
◇ジェニー プロフィール
1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。
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