女性タレントのアン・ヨンミ（39）側がアメリカで子供を出産することに関して、悪意のあるコメントをつけるユーザーに対して法的対応を予告した。
5月12日、所属事務所メディアラボSISOが公式立場を発表し、「アン・ヨンミさんは、アメリカ在住で職場生活を送っている夫と出産の喜びを共にするため、放送活動をしばらく中断した」と切り出した。
続けて「アン・ヨンミさん夫婦は夫がアメリカで職場生活をしている特殊な状況を考慮し、妊娠のニュースに接した瞬間から長い間、議論して準備をした」とし、「家族が共に過ごせる最善の選択をすることになった」と伝えた。
一方で、「所属事務所は本質と違って議論が大きくなることを憂慮し、対応をできるだけ自制してきた。しかし今でもアン・ヨンミさん、さらにお腹の中の子供に対して、口にすることもできない悪質なコメントが上がっており、コミュニティやSNSなどを通じても虚偽事実が流布されている」と指摘。
そして「これに対して所属事務所は、これ以上座視したり黙過したりできないと判断し、彼らに対して善処のない強力な法的対応を検討中」と警告した。
先立って5月4日、コメディアンのシン・ボンソンがYouTubeに「アン・ヨンミが出産のためにまもなくアメリカに出国する」という内容の映像を公開し、議論が始まった。
アン・ヨンミの夫は現在アメリカで働いており、出産を控えたアン・ヨンミが夫と一緒にいたいと選択したことだったが、火の粉は他のところに飛んだ。
映像が公開された直後、一部からはアン・ヨンミが“遠征出産”を通じて兵役の恩恵を享受しようと意図したのではないかという疑惑を提起した。実際に彼女のチャンネルには、「お金は韓国で稼ぎ、子供は二重国籍者を作って兵役などの恩恵を与えようとしているのではないか」「出産前の臨月にあえてアメリカに行くのはなぜか」「実家が韓国なのにあえてアメリカに行く理由が怪しい」などのコメントがついた。
そんな批判に対してアン・ヨンミは直接、「うちのタクコン（胎児名）はようやく8カ月になった。それもお腹の中で。すでに軍隊の問題まで考えてくださるのは、あまりにも遠い話のようだ」とし、「夫がベトナムにいてもフィリピンにいても行ったはずだ。人生に一度だけの大切な妊娠期間、出産、育児を一人でできるわけがない。愛する夫と一緒にいなきゃ」と書いた。
しかし疑惑の目や批判の声が続いたことで、所属事務所が対応することになった。
所属事務所の公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、メディアラボSISOです。
まず、アン・ヨンミさんにたくさんの愛を送ってくださり、心配してくださるファンの皆様に心から感謝します。
アン・ヨンミさんは、アメリカ在住で職場生活を送っている夫と出産の喜びを共にするため、放送活動をしばらく中断しました。
アン・ヨンミさん夫婦は夫がアメリカで職場生活をしている特殊な状況を考慮し、妊娠のニュースに接した瞬間から長い間、議論して準備をしました。
初めて迎える大切な出産の瞬間を夫婦で一緒に過ごすために、夫が職場生活をあきらめるよりは、相対的に柔軟に対処できる職業を持ったアン・ヨンミさんがしばらく放送活動を中断するほうがより現実的だと判断し、家族が共に過ごせる最善の選択をすることになりました。
所属事務所は本質と違って議論が大きくなることを憂慮し、対応をできるだけ自制してきました。しかし今でもアン・ヨンミさん、さらにお腹の中の子供に対して、どうしても口にすることもできない悪質なコメントが上がっており、コミュニティやSNSなどを通じても虚偽事実が流布されています。
これに対して所属事務所は、これ以上座視したり黙過したりできないと判断し、彼らに対して善処のない強力な法的対応を検討中です。
出産という大きな慶事を前に、家族が一緒に過ごすための決定をしただけに、皆が嬉しい気持ちで新しい命を迎えられるよう、アーティストに対する過度な憶測や誹謗はご遠慮くださることを心よりお願い申し上げます。
ありがとうございます。
◇アン・ヨンミ プロフィール
1983年11月5日生まれ。2004年にKBS第19期公採コメディアンとしてデビュー。KBSの『GO! GO! 芸術の中』で人気となり、2009年にはKBS演芸大賞の女性コメディアン部門で優秀賞を受賞。2013年には過激な写真集を発表し、大きな話題にもなる。2018年には女性コメディアン4人で結成されたダンスボーカルグループ“セレブファイブ”の一員も務めた。
■妊娠8カ月の胎児にまで“兵役逃れ”を指摘する…「遠征出産」で批判殺到のアン・ヨンミが釈明
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