LE SSERAFIMの新曲『UNFORGIVEN』に盗作疑惑が浮上したなか、リーダーのキム・チェウォンが改めてこれに言及した。
LE SSERAFIMは1日、初のフルアルバム『UNFORGIVEN』をリリースしたが、タイトル曲の『UNFORGIVEN』には先行公開当時から“盗作疑惑”が浮上していた。
『UNFORGIVEN』は、ティーザー映像公開時、スペインの歌手ロザリアの『CHICKEN TERIYAKI』にリズムと歌唱法が酷似しているという指摘が各種SNS上で相次いだ。
それだけでなく、LE SSERAFIMは以前リリースした『ANTIFRAGILE』でも『CHICKEN TERIYAKI』の振り付けを真似ていると指摘が相次いだ。その後もミュージックビデオの世界観や衣装にいたるまで類似点が指摘され、ネット上では「LE SSERAFIMの世界観はロザリアの上に成り立っている」という声も上がるほどになった。
ロザリアは世界的な知名度を誇る歌手で、2023年2月に開催された「第65回グラミー賞」では「最優秀ラテン・ロック、オルタナティブアルバム」を受賞している。
LE SSERAFIMが実際にロザリアについて言及したことがあるという点も、盗作疑惑をより濃厚にする一因となった。『ANTIFRAGILE』のリリース当時には、海外メディアとのインタビューを通じて「インスピレーションを受けたアーティスト」にロザリアの名を挙げている。
盗作に関するさまざまな議論が展開されるなか、1日に行われたメディアショーケースではリーダーのキム・チェウォンが「私たちの楽曲とコンセプトは、私たちのストーリーとメッセージを込めた曲。私たちだけの、固有の創作物だと考えていただければありがたい」と発言する場面が見られた。しかし、実際に当該の発言が盗作疑惑に対する反論と断定されたわけではない。
◇LE SSERAFIMとは?
BTSらを擁する韓国の大手芸能事務所HYBEが傘下レーベルSOURCE MUSICと共にローンチした初のガールズグループ。IZ*ONEメンバーとして活躍したキム・チェウォンと宮脇咲良を筆頭に、カズハ(日本人メンバー)、ホ・ユンジン、ホン・ウンチェらで構成された。2022年5月2日にデビューアルバム『FEARLESS』をリリースしてデビュー。直後にメンバーが1人脱退して5人組となったが、韓国はもちろん、年末にはNHK紅白歌合戦にも出場するなど日本でも話題となった。2023年1月25日に正式に日本デビューを果たした。
前へ
次へ