罰金刑を受けた元“天才子役”、女優キム・セロンが6月に公開されるNetflixドラマ『ブラッドハウンド』に出演することがわかった。
ただし最小限の分量で登場する。
4月18日、『OSEN』の取材の結果、Netflixオリジナルシリーズ『ブラッドハウンド』が6月中旬に公開される予定で、飲酒運転で罰金刑となったキム・セロンは全カットが不可能であるため、最小限の出演量になることがわかった。
先立って一部メディアでは、キム・セロンが飲酒運転の騒動で『ブラッドハウンド』で全カットされたと伝えたが、これは全体的なストーリーとキム・セロンの演じたキャラクター上、不可能だった。
制作陣は作品の被害を最大限に減らすために、キム・セロンの登場シーンを最小限の分量で残しておくことに決めたという。
また、後任として投入された女優チョン・ダウンがキム・セロンと同じ役を引き受けたという話もあったが、事実ではなかった。とある関係者は『OSEN』に「同じキャラクターではない。誤って伝えられた」と述べた。
なお、2022年5月に起きたキム・セロンの飲酒運転直後、『ブラッドハウンド』側は「議論の末、予定されていた撮影スケジュールにキム・セロンが参加しないことを決めた」とし、「すでに大部分の撮影を終えた状態であり、既存の撮影分の編集と関連しては制作陣と議論中だ」と公式立場を明らかにしたことがある。
最近、ソウル中央地裁・刑事4単独(イ・ファンギ部長判事)は、道路交通法違反(飲酒運転)などの容疑で起訴されたキム・セロンに罰金2000万ウォン(約200万円)を言い渡した。
裁判所は飲酒運転が他人の生命と身体財産に深刻な被害をもたらしかねない犯罪だという点、キム・セロンの走行距離が短くなかった点を指摘しながらも、過ちを認め、被害に対する補償を大部分終えた点、刑事処罰のない初犯であることを考慮して罰金2000万ウォンを言い渡したと伝えた。
刑事裁判の控訴期限は宣告日から7日以内だが、キム・セロンと検察側は共に控訴を放棄し、1審宣告がそのまま確定した。
(記事提供=OSEN)
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年に公開された『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞した。現在は実力派女優として多方面に活躍。特に、2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。
■悔しさ吐露も同情は皆無…多くの問題行動で物議醸した“元”天才子役キム・セロン
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