元“天才子役”、女優のキム・セロン(22)が1審判決を受け入れた。
4月13日、法曹界によると、検察とキム・セロンの両者は控訴期限である4月12日までに裁判所に控訴状を提出しなかった。そのため1審で下された罰金2000万ウォン(約200万円)が確定した。
去る4月5日に行われた1審では、道路交通法違反(飲酒運転)などで起訴されたキム・セロンに対して、「飲酒運転は他人の生命と身体、財産に深刻な被害を与えうる犯罪で、厳罰にする必要がある」とし、罰金2000万ウォンを宣告した。
先立ってキム・セロンは2022年5月18日午前8時頃、ソウル江南(カンナム)区で飲酒状態のまま自分の車を運転していたところ、街路樹、変圧器などに数回ぶつかって逃走した疑いがかけられた。
当時、市民の通報で出動した警察が血中アルコール濃度を測定しようとすると、キム・セロンはこれを拒否して採血を要請。採血検査の結果、キム・セロンの血中アルコール濃度は約0.2%で、免許取り消し基準(0.08%)をはるかに超える泥酔状態だったことがわかった。
今年3月8日に開かれた道路交通法違反容疑の初公判で検察は、キム・セロンに罰金2000万ウォン(約200万円)を求刑した。
キム・セロンは、10歳だった2010年に公開された映画『アジョシ』で俳優ウォンビンが守る少女を演じて、大きな注目を集めた。
以降、様々な映画やドラマに着実に出演して“天才子役”と呼ばれた。かわいい子役のイメージから脱却し、成人演技者に浮上しようとした彼女が飲酒運転で交通事故を起こしたというニュースは、彼女の成長を見守ってきた大衆に少なからぬ衝撃を与えた。
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年に公開された『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞した。現在は実力派女優として多方面に活躍。特に、2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。
■悔しさ吐露も同情は皆無…多くの問題行動で物議醸した“元”天才子役キム・セロン
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