大衆にとって芸能人は、実際に向き合う人物というよりは、テレビやSNSなどのメディアを通じて写真や動画で接する存在だ。
最近ではネットの発達で直接会わなくても、彼らの日常に間接的に接することができるだけに、“画面の中の姿”がすべてであるかのようにイメージが作られてしまったりもする。
そのため、時には一瞬を切り取った写真や画像1枚が誤解を生むケースも。特に急激に太ったり、痩せたり、一時的に顔色が良くないような写真のせいで、“健康不安説”まで浮上した事例が少なくない。
最近、タレントのチョン・ジュナがKBS Cool FM『パク・ミョンスのラジオショー』に出演し、自分の健康不安説について言及した。先立ってチョン・ジュナは昨年、「第30回大韓民国文化芸能大賞」の授賞式に参加して撮られた写真で、太ったような姿を見せ、健康不安説に包まれた。
これと関連してチョン・ジュナは「少し太った。どこかの授賞式で賞をもらったが、写真が少し変に写った。衝撃的な写真だ。自分で見ても“ひどい。健康不安説が出てもおかしくない”と思った」とし、「痩せたり、太ったり、ずっとしている。あの時と(今の体重が)ほぼ一緒だが、元気だ」と説明。
また、年に一度の健康診断を必ず受けているとし、「異常はない」と健康であることを強調した。
歌手パク・ボムは昨年10月にフィリピンで開催された「POPSTIVAL」に出演した映像がコミュニティ上に広がり、健康不安説が浮上した。映像のパク・ボムが過度に太って見えたからだ。
特にパク・ボムは2020年の「第56回大鐘賞映画祭」に参加した当時、急激に体重が増えた姿でリアルタイム検索ワードに上がり、翌年、「衝撃を受けてダイエットをした」として79kgから59kgに減量した近況を知らせた経緯がある。
その後、昨年4月に2NE1としてコーチェラ・フェスティバルのステージに立ったときまでも減量した体重をキープしていただけに、「POPSTIVAL」で見せたパク・ボムの近況はファンに憂慮を抱かせるのに十分だった。
それに対してパク・ボムの所属事務所関係者は「パク・ボムの健康不安説はまったく事実ではない」とし、「活動期でないためダイエットに気を遣えなかったようだ。今はまた一生懸命運動し、管理している」と釈明した。
女優ク・ヘソンもふっくらしたり、ほっそりしたりすることが多く、何度も話題を集めた。
2018年に行われた「第22回富川国際ファンタスティック映画祭」(BIFAN)開幕式のレッドカーペットに参加したク・ヘソンは、ぽっちゃりとした姿で妊娠説や整形説、健康不安説が提起された。
ただ同日、自身のインスタグラムに「ご飯をたくさん食べて太った。10キロ」と書き込み、健康不安説を否定。所属事務所も「顔が太り、写真にうつると少し違って見えるようだ」と説明した。
その後、ダイエットに突入して46kgまで減量した近況を知らせたが、2022年10月の「第27回春史国際映画祭」に参加したときは再び太った姿で話題となった。ク・ヘソンはインスタグラムを通じて「心が少し大変で太った」とし、「釜山国際映画祭までには回復していく」と明らかにした。そして実際に釜山では痩せた姿を見せ、関心を集めた。
逆に、女優のハン・ソヒは痩せて見える映像のせいで、健康不安説に包まれた。
昨年11月、タイのファッションマガジンがハン・ソヒのインタビュー映像を掲載したのだが、その際、ノースリーブの衣装を着て登場したハン・ソヒは肩と肘の骨が目立つほど急激に痩せた姿を見せ、ファンを心配させた。
所属事務所側は公式立場を発表し、「いつものように健康な状態だ。特に映像が痩せたように出ただけ」と健康不安説を一蹴。その後、ハン・ソヒは自身のインスタグラムに明るい笑顔が目立つブリティッシュ・ファッション・アワードに参加したという証拠写真を掲載し、健康な近況を知らせたりもした。
歌手のシン・ジミンもガールズグループAOAとして活動していた当時、痩せすぎで健康不安説に包まれたことがある。彼女は2019年、自身のインスタグラムに日常の多様な姿を撮った写真を公開した。
ただ、写真のシン・ジミンの体つきが以前に比べてかなり痩せており、さらに顔もげっそり見えて健康に問題が生じたのではないかという推測が続いた。
しかし所属事務所側は「ジミンの健康にはまったく異常がない」とし、「ジミンは現在、運動もして元気に過ごしている」と健康不安説を否定。シン・ジミン本人もインスタグラムに「元気です」とコメントし、ファンを安堵させた。
AFTERSCHOOL活動当時、“蜂蜜太もも”(健康的でハリのある美脚)で有名になった歌手兼女優のユイは、2019年にインスタグラムに載せた近況写真で健康不安説に巻き込まれた。自撮りで写った彼女の手首が、骨だけが残ったように痩せていたためで、「何かの病気ではないのか」という心配が寄せられたのだ。
これによってリアルタイム検索ワードにまで名前が上がると、ユイは翌日、事態の収拾に乗り出した。彼女は「私の写真のせいで多くの方が心配されたんですね。すみません!私はとても元気に過ごしています!」とファンを安心させた。
歌手のパク・サンダラは、2021年1月に放送された番組で、不自然に腫れている首が捉えられて甲状腺に異常があるのではないかという疑惑が浮上。その前に出演した番組でも、同じように喉が腫れている姿が捉えられたためだ。
するとパク・サンダラは同年2月、ラジオ番組に出演して「甲状腺に問題はまったくない。健康だという診断を受けた」とし、「喉が腫れたわけではない。首の筋肉が他の人より大きいだけだ。お医者さんも“元気なのにどうして来たんだ”と聞いてきた。検査まで受けたのに健康だ」と釈明した。
また、そのあと出演した番組でも「私が病気だという噂が流れていたので、甲状腺に問題がないという所見書を持ってきた」とし、「むくみやその他の炎症もなく、正常であることを確認できる」という甲状腺の超音波所見書まで公開した。
BLACKPINKのジスは昨年11月、コンサートで首に“こぶ”ができたような写真が拡散され、ファンから心配された。その画像について、医学ユーチューバーまで乗り出し「99.99%の確率で表皮嚢腫を疑う」と推測すると、さらに注目のまとに。
すると所属事務所側は、「ジスはワールドツアーのスケジュールをきちんとこなしており、健康に異常はない」と公式立場を発表して健康不安説を一蹴した。
ジス本人もワールドツアーを通じて、依然として明るい姿でステージを繰り広げた。それだけでなく、彼女は自身のインスタグラムにロサンゼルス公演の写真を掲載し、美しい首のラインを見せつけてファンを安堵させた。
(記事提供=OSEN)
■【写真】BLACKPINKジス、“超ミニスカ”からのぞく大胆美脚
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