俳優ヒョンビンや“フィギュア女王”キム・ヨナなど、数多くの韓国スターたちがフェイクニュースの被害を訴えている。
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最近は俳優イ・ボムスからユ・ヨンソク、EXOのセフンなど、オンラインコミュニティを通じて浮上した“疑惑”によって被害を受ける事例まで増加中だ。
イ・ボムスは最近、教授として在職中の大学でパワハラをしたという疑惑を最終的に晴らした。
所属事務所BIG PUNCHエンターテインメントは去る2月24日、「身元不明の情報提供で始まった信韓大学校の教授イ・ボムス関連の議論は、校内の多角的な調査にもかかわらず、その実体が確認されず、学生会専担タスクフォースの調査の結果、追加の被害陳述がないことを確認された」と明らかにした。
先立ってイ・ボムスは、学生にパワハラしたという疑惑に包まれた。暴露者によると、イ・ボムスが学生を実家の貧富によってクラスを分けして差別し、暴言やガスライティング(心理的虐待の一種)を日常的に行うパワハラを行い、学生の休学率が50%以上だと主張した。
しかし、その暴露はすべて嘘であることが判明。所属事務所によると、イ・ボムスは情報提供1件で無分別に拡散されたデマや虚偽事実に黙々と耐え、学校側の監査にも誠実に応じた。また、監査過程で情報提供自体が虚偽事実であることを確認したものの、学校側に辞職の意思を明らかにしたという。
最終的に真偽が確認されていない情報提供によって、被害は信韓大学校と在学中の学生、そしてイ・ボムスに及ぶことになった。所属事務所は今後も正確な事実確認なしにデマを拡散させた場合、強硬に対応する予定と伝えた。
人気ドラマ『賢い医師生活』で知られる俳優ユ・ヨンソクは、警備員への“虫けら扱い疑惑”に巻き込まれた。
3月22日、オンラインコミュニティにはユ・ヨンソクが自文の父親を侮辱したという内容の文章が掲載された。作成者は当時、父親がユ・ヨンソクの住むマンションの警備員として働いていたが、ユ・ヨンソクに「虫を見るような表情」で見られ、指差しされたりし、最終的に侮蔑感から仕事を辞めることになったと主張した。
これと関連して所属事務所キングコングby STARSHIPは、「俳優に確認した結果、事実無根」として法的対応を準備すると断固とした立場を明らかにした。同日、「嫉妬心からあんな文章を書いた」という謝罪文が投稿されたりしたが、作成者は自身が書いたものではないと反論したりもした。
また作成者は、「私は父親から聞いた話をしただけだ。書いているうちに感情に偏って書くようになったことは認める。父親がユ・ヨンソク氏のせいで警備員を辞めたわけではない」と釈明し、続いて「こんなに事が大きくなるとは思わなかった。申し訳ない。これ以上、事態が大きくならないことを願う」と書いた。
これに対して所属事務所は、「この状況に対して非常に遺憾に思い、先立ってご案内した通り、作成者を相手に善処なく虚偽事実適示による名誉毀損疑惑で刑事告訴を進行する予定」と知らせた。さらにその後、「名誉毀損、虚偽事実公表などの疑いでユ・ヨンソク関連の虚偽文の作成者に対する告訴状を3月23日、ソウル警察庁に提出した。捜査結果を待つ」と立場を明らかにし、法的対応というエンディングで終わった。
人気ボーイズグループEXOのセフンは、“婚前妊娠”のデマと恋人を詐称する女性について直接釈明し、強硬な立場を明らかにした。
最近、とあるオンラインコミュニティを中心に「産婦人科で有名アイドルグループメンバーを目撃した」という書き込みが掲載され、作成者は「検診のために訪問した産婦人科で名前だけ聞けばわかるアイドルグループメンバーの彼女を目撃した」とし、遠くから撮影された男性の写真を公開した。また、「近いうちに結婚の記事が出てくるだろう」と付け加えた。
これに対してオンライン上では、公開された写真のアイドルの体型と「有名アイドル」を根拠にEXOセフンを名指しし、これによってセフンが恋人を婚前妊娠させたという疑惑が浮上した。最初の文章が削除された後も、写真と文章は継続して他のコミュニティに急速に広がった。
所属事務所であるSMエンターテインメントは3月27日、『OSEN』に「オンラインに流布されたセフン関連のデマはまったく根拠のない虚偽事実であり、事実と異なる悪意のある内容を流布した明白な犯罪行為だ」と明らかにした。
所属事務所は「現在、掲示文が削除された状況だが、最初の掲示者およびデマ流布者に対してはモニタリングを進行しており、法的に強硬に対応する」と知らせ、セフンもやはりファンプラットフォームを通じて「このような状況が作られて非常に腹が立つ。誤解すらしないでほしい」とファンに呼びかけた。
それにもかかわらず、事実無根という立場を信じなかった一部のオンラインユーザーが登場すると、セフンは3月28日、自身のSNSを通じて「数日前からとんでもない文章がインターネットに出回っており、正さなければならないという考えで法的対応しなければならないと考えた。ファンの方々もご存知だと思いますが、数年前から私の恋人を詐称する女性がいた」と伝えた。
そして「SNSを通じて恋人のように掲示物を載せて、文章を書いて、私も話を聞いて知ってはいたが、まったく知らない女で取るに足らないと過ごしていて、ここまで事が大きくなった。今インターネットに出回っている写真、文章はすべて私ではないと、はっきり申し上げる」と強調し、デマを再度否認した。
彼らのように、数多くのスターがオンラインコミュニティの匿名性を利用した文章で「らしい」という疑惑を作られ、その被害は嘘を書いた人物ではなく、スター側に回っている。特に“暴露者”らが主張する疑惑が芸能人にとって敏感な「パワハラ」「人間性」「妊娠」といったイメージに打撃を与える要素で構成されているだけに、被害がより一層大きくなっている。
それだけでなく、疑惑が浮上してから直ちに釈明をしても、すでに“パワハラ芸能人”と認識されてしまう被害も依然として残っている。
YouTubeを通じて突然爆発する「離婚説」「妊娠説」「死亡説」とは異なり、オンラインコミュニティを通じて広がる暴露文は、人々に本当のことだと信じさせる危険性がより高い。フェイクニュースや嘘の暴露文を作り出すこと自体があってはならないことだが、新しく接した情報をどう受け止めるかも重要と見られる。
(記事提供=OSEN)
■「キム・ヨナが夫の浮気で妊娠をあきらめた」一線を越えたフェイクニュースが拡散し無くならないワケ
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