度を超えたフェイクニュースが大問題になっている韓国で、『愛の不時着』カップルもターゲットとなった。
昨年11月に息子が誕生した俳優ヒョンビンと女優ソン・イェジン夫婦のフェイクニュースがYouTubeを通じて拡散され、3月20日現在、30万回を超える再生回数を記録している。
問題の動画は、去る3月15日に公開された。
その動画では、ヒョンビンとソン・イェジンが同日に合意離婚したと主張した。それによると、ヒョンビンが海外で賭博にハマり、それによってソン・イェジンの財産に損害が生じて離婚することになったという。
当然、フェイクニュースだ。そもそも動画タイトルが「ヒョンビン、ソン・イェジンが結婚6カ月で離婚」となっているのだが、2人が結婚したのは2022年3月だ。主張通り3月に離婚したのであれば、「結婚1年で離婚」となる。
あまりに基本的な情報さえ、正確ではないフェイクニュースだが、実際に多くの人が動画を見ており、一定の影響力がある点が恐ろしい。
ヒョンビンの所属事務所VASTエンターテインメント側は、韓国メディアに「フェイクニュースだ。最近、YouTube発のフェイクニュースによって頭を悩ませている」と伝えた。また「法的に対応しようとすればできるが、あまりに話にならない内容であるため、そこまではしていない。さらに度を超えた事案が生じれば、法的措置まで考慮する」と明かした。
同じくソン・イェジンの所属事務所側も「話にならないフェイクニュースだ。内部的にどんな措置をとるか、検討する」と、問題視しているそうだ。
ヒョンビン&ソン・イェジンだけでなく、最近では“フィギュア女王”キム・ヨナ夫婦に関しても同様のフェイクニュースが登場して大きな問題となった。こちらはすでに法的対応を予告しているものの、有名スターのプライベートに関するフェイクニュースが尽きない。
被害が広がっているだけに、厳重な対処が必要な時点だ。
◇ヒョンビン プロフィール
1982年9月25日生まれ。本名キム・テピョン。2003年にドラマ『ボディガード』でデビューし、2005年の『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイク。その後もドラマ『シークレット・ガーデン』『ジキルとハイドに恋した私』『アルハンブラ宮殿の思い出』、映画『コンフィデンシャル/共助』『ザ・ネゴシエーション』など、ジャンルを問わない多彩な作品で説得力のある演技を披露した。2019年に韓国で放送された主演ドラマ『愛の不時着』がNetflixで配信されると、日本をはじめとした世界各国で大ブームに。2022年2月10日、女優ソン・イェジンとの結婚を発表し、同年3月31日に結婚式を挙げた。
◇ソン・イェジン プロフィール
1982年1月11日生まれ。化粧品のCMモデルとして1999年にデビュー。2001年のドラマ『おいしいプロポーズ』の主演に抜擢され、以降はドラマ『夏の香り』、映画『ラブストーリー』など数多くの作品に出演。日本では、映画『私の頭の中の消しゴム』で知名度を上げた。2020年、ヒョンビンと共演したドラマ『愛の不時着』で好演。2021年1月にヒョンビンとの交際を認め、2022年3月に結婚式を挙げた。同年11月には男児を出産した。
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