出演者の校内暴力疑惑が浮上したオーディション番組『PEAK TIME』(JTBC)の制作陣が、疑惑について口を開いた。
3月9日、『PEAK TIME』の制作陣は公式立場を発表し、「校内暴力を擁護する気がまったくなく、ただ誰も善意の被害者にならないよう事実把握に慎重を期しているという点、それで時間が多少かかっているという点を明確にする」と伝えた。
制作陣は「現在、双方の主張が異なっており、私たち制作陣もやはり両者の記憶と主張だけでは現時点で明確な結論を下すことは難しい」とし、「キム・ヒョンジェ君の中学校時代の担任の先生と教科の先生、友人たち、そして居住した地域の警察官の方々などに、その当時の状況について尋ねるなど、できるだけ早い事実確認のために最善の努力を尽くしている」と説明した。
また、「以後に明らかになった事実によって、しかるべき断固とした措置をとることをもう一度約束する。また、これからも視聴者の皆様と透明性のあるコミュニケーションをとっていきたいという点を併せて申し上げる」と付け加えた。
先立って3月6日、とあるオンラインコミュニティには、2017年に6人組ボーイズグループ「BLACK6IX」でデビューしたキム・ヒョンジェ(グループ活動時の名前は「ザ・キング」)の同級生という人物が登場した。
同級生と主張した人物は、「キム・ヒョンジェから“臭う”、“汚い”という嘲弄と、持続的なガスライティングを受けた」と主張。ガスライティングとは、状況の操作を通じて相手が自らを疑わせ判断力を落とす心理的な虐待行為を指す。
また、「キム・ヒョンジェがグループ活動(BLACK6IX)をしていたときは、“自分が我慢しよう”と思ったが、再び姿を現そうとしている今の状況に嘔吐感さえ感じ、怖くなり始めた」と打ち明けた。
そんな暴露が飛び出すと、『PEAK TIME』に出演するキム・ヒョンジェや番組に批判が集中。ただ番組側は「単純にオンラインコミュニティの文章だけで決定ができない問題だ」とし、先に暴露の真偽を確認することを冷静に伝えた状況だ。
また、もし暴露が真実であれば「しかるべき断固とした措置をとる」と明言しているだけに、推移を見守りたい。
『PEAK TIME』制作陣の公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。『PEAK TIME』の制作陣です。
まず『PEAK TIME』を愛して応援してくださる視聴者の皆様に、心より感謝の言葉を申し上げます。
同時にキム・ヒョンジェ君に提起された校内暴力疑惑で不便を感じ、真偽を気にする視聴者の皆さんに、今まで制作陣が把握したことをお知らせするのが道理だと考え、いくつか申し上げたいと思います。
まず制作陣は、校内暴力を擁護する気がまったくなく、ただ誰も善意の被害者にならないよう事実把握に慎重を期しているという点、それで時間が多少かかっているという点を明確にしようと思います。
現在、双方の主張が異なっており、私たち制作陣もやはり両者の記憶と主張だけでは現時点で明確な結論を下すことは難しいです。これに対してキム・ヒョンジェ君の中学校時代の担任の先生と教科の先生、友人たち、そして居住した地域の警察官の方々などに、その当時の状況について尋ねるなど、できるだけ早い事実確認のために最善の努力を尽くしています。
制作陣は以後に明らかになった事実によって、しかるべき断固とした措置をとることをもう一度約束します。また、これからも視聴者の皆様と透明性のあるコミュニケーションをとっていきたいという点を併せて申し上げます。
もう一度、『PEAK TIME』を愛し、希望で挑戦するすべてのチームを応援してくださる視聴者の皆様に感謝し、全員がもっと頑張ります。ありがとうございます。
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