「説得力のあるビジュアル」と視聴者から絶賛されてきたASTROチャ・ウヌが、ドラマ『アイランド』パート2で帰ってくる。
TVINGオリジナルシリーズ『アイランド』は同名のウェブトゥーンを原作とするファンタジーアクションドラマで、世の中を滅ぼそうとする悪に対抗して戦わなければならない運命を持った人物たちの物語。原作ファンをはじめ、ドラマファンからも好評を得ている。
去る2月24日、一層パワーアップしたアクションとストーリーで進化したパート2が初公開された。
チャ・ウヌは劇中、バチカン最年少の司祭であるヨハン役に扮し、初登場シーンでは視聴者に強烈な印象を残した。ヘッドフォンで音楽を聞きながら祈りを捧げる姿は、自分の仕事に余裕と自信を持つヨハンのキャラクターを表現している。
さらに、イタリア語、ラテン語などの言語も駆使し、華麗なCGの中でのアクション演技まで披露。役者として成長したという評価を受けたりもした。
ファンタジー作品で司祭役を演じたことについてチャ・ウヌは「ユニークなジャンルの作品でもあったし、私が今までやったことのないキャラクターなので準備することが多かった。ラテン語やイタリア語も熟知しておかなければならず、司祭として理解しなければならない部分もあった。アクションシーンにおいても、体を使ったり刀を扱う練習もしなければならなかった」と感想を明かしている。
さらに、「今回の役を通じて学び、得たものが多い。演じることへの意欲も沸いたし、楽しさも感じさせてくれた。色々なことが印象に残っている作品」と振り返る。
特に、司祭役を準備する過程で、直接カトリック神父に会って学び、発音の練習もしたという。
「京畿道（キョンギド）の高陽（コヤン）市にある聖堂に正式な神父がいらっしゃる。撮影のない日も訪ねて、神父のお話やイタリア語、ラテン語の発音も聞きながら練習した」
またチャ・ウヌは『アイランド』で先輩の俳優であるキム・ナムギル、イ・ダヒと共演したことで得たものも多かったそうだ。
「『アイランド』という作品をやりたかった理由の中には、先輩たちの存在も大きかった。キム・ナムギル、イ・ダヒ先輩はどのように作品に臨み、現場ではどのようにされているのか見たかった。実際に共演しながらもたくさん学ぶことができた」と尊敬の念を示した。
そんな先輩たちと一緒に過ごした現場はどうだっただろうか。
「撮影前にキム・ナムギル先輩と動線やアクションの呼吸を合わせるため話し合った。そして先輩と監督がシーンを作っていく過程を見ながらたくさん学んだ。自分の撮影ではない時も、監督の隣でモニターに座って先輩が撮影する姿をたくさん見た。また音響チームのヘッドセットを通じて、先輩たちが現場で演技しながら交わす会話も聞くことができた」と現場の雰囲気を伝えた。
ほかにも今作での演技で難しい点はあったかという質問には「どれも簡単ではなかったが、あえて挙げるとしたらアクションシーンは楽しくできたと思う。印象に残っているシーンは、1部の最後に兄を殺さなければならなかった場面。ヨハンの幼い頃の辛い記憶と兄に対する感情に集中しようと努力した」と述べている。
アイドル活動でのパフォーマンス経験が豊富だからなのか、チャ・ウヌは劇中でも爽やかなアクションを披露している。これについては「アクション監督に聞いてみたが、上手な方だと言ってもらえた。キム・ナムギル先輩と初めて戦うシーンはワンテイクで撮らなければならないシーンだったが、一発OKだった。たくさん褒めてもらえたので、私ももっと頑張ろうと努力できたようだ」と笑った。
チャ・ウヌはデビュー前からその並外れたルックスで“顔天才”と呼ばれるほど注目を集めてきた。これに対して悩みはなかったのかという問いには「その質問は今までもよくされてきたが、長所の1つだと思って感謝している。（私の長所を）もっとうまく活用しながら演技も見せていきたい。誠実に取り組んでいけば、よく見てくださる方々が多くなると信じている」と伝えた。
チャ・ウヌが出演するTVINGオリジナルシリーズ『アイランド』は、Amazonプライム・ビデオを通じて日本でも視聴可能だ。
◇チャ・ウヌ プロフィール
1997年3月30日生まれ。韓国・京畿道出身。2014年に韓国で公開された映画『世界で一番いとしい君へ』で俳優デビューし、その後現在の所属事務所Fantagioに練習生として入社。2016年に6人組ボーイズグループASTROのメンバーとして歌手デビューした。アイドルに俳優、モデルとして多方面に活躍している。2019年に放送された『新米史官ク・ヘリョン』（MBC）は、初の地上波ドラマ主演作となった。
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