シーンごとにどんなセリフを放つか注目を集めるイ・ソンミンは演技が、ドラマの品格を一段と引き上げたと言っても過言ではない。
イ・ソンミンは今年、年齢やジャンル、プラットフォームを問わず作品活動を行っている。
今年2月に配信されたNetflixシリーズ『未成年裁判』では慣習と原則を大事にするまっすぐな裁判官カン・ウォンジュン役を熱演。10月から配信中のDisney+オリジナルシリーズ『刑事ロク 最後の心理戦』では貫禄のある刑事キム・テクロクに扮し、手に汗を握る追跡劇を繰り広げた。
10月に韓国で公開された映画『リメンバー』(原題)では、アルツハイマー病を患う80代の老人役で新境地を開いた。見た目はもちろん、歩き方や話し方まで老人そのものだったイ・ソンミンの演技は、多くの映画ファンを驚かせた。
今年、3本のドラマと1本の映画に主演し、精力的な仕事ぶりを見せたイ・ソンミン。どの作品にも似たようなキャラクターはいなかった。それは、イ・ソンミンがひたすら演技に打ち込んでいるからこそ、可能なことである。