10年間所属した事務所を離れたAOAソリョン、俳優イム・シワンと共演の新ドラマに「確信があった」

2022年11月15日 話題 #韓国ドラマ

イPDは今回の作品を引き受けた理由について、「仕事をして20年が過ぎた。撮影現場で死ぬのが夢だったが、やっていると疲れる日がある。ちょうど休んでもいいのではないかと思ったとき、原作を読むことになった。私に監視カメラをつけていたのかと思った。読んだ人たちも同じように感じていた。ソリョンさんも似たような感じがしたと話した。その感じをそのまま具現化できたらと思って、やることになった」と話した。

11月15日、ドラマ『何もしたくない』の制作発表が行われた。左からキム・ソリョン、イ・ユンジョンPD、イム・シワン

『何もしたくない』は、キム・ソリョンとイム・シワンの共演というだけで、早くから関心を集めている。特に最近、FNCエンターテインメントと決別し、女優として新たなスタートを切ったキム・ソリョンの主演作という点で注目を集めている。

劇中、キム・ソリョンは出版社に勤めるも燃え尽き症候群となり退社し、見慣れない村に来たイ・ヨルムに扮する。イム・シワンは、その村の図書館司書で、話しかけられると返事もできないほど恥ずかしがり屋のアン・デボムを演じる。

キム・ソリョンは「“これは私の話を書いたんじゃないか”と思った。これまで演じたキャラクターは、事件を中心に流れていくストーリーで、言うべきことをすべて口に出すたくましいキャラクターだった。自分はそんな人間ではないと思った。そんなとき、ちょうど人物の感情を中心として流れていくストーリーに出会った。自分が知っている感情のようで、よく表現できそうだという確信があった」と、出演のきっかけを説明した。

キム・ソリョン

キム・ソリョンは完璧なキャラクターを表現するために、“ノーメイク”も辞さなかった。彼女は「監督が自然さを望んだので、メイクをせず、服も着ていた服を持っていって撮影した。自分そのもののように演技ができて良かったと思う。ヘアスタイリングとメイクをしていないため、顔や髪を触るときも楽にできた。そういったことに縛られず撮影して、より良い演技が出たようだ」と満足した。

ここ1年、休息しながら自分を知っていく時間を過ごしたというキム・ソリョンは、引き受けたキャラクターにさらに共感したと話した。彼女は「熾烈に社会生活をしてきて、ある瞬間、自分自身について何も知らない人間になったという気付きを得て、休息を宣言し、自分を知っていこうと努力した。私も10年間、仕事だけを考えていたが、1年ほど休む時間があって、仕事とまったく違う“仕事”をしながら自分について知っていった。そんな時間が今後、役に立つと思った」と打ち明けた。

イム・シワンは出演を決心するうえで、前作『トレーサー』の影響が大きかったと述べて笑いを誘った。彼は「『トレーサー』では台詞が覚えるのがギリギリなほど多かった。(今回は)台詞が著しく少なかった。“台詞の総量の法則を守るためにこの上なく良い作品ではないか”という気がして惹かれた」と冗談を言った。

イム・シワン

続けて「多くの方々が実は忙しい日常を生きていくしかない状況ではないだろうか。そのなかで代理の満足ができる良い作品だったので、この作品をやりたいと思った」とし、「個人的にも“撮影半分、休息半分”を充足させることができる作品だと思った。地方への撮影がないときも、(撮影地で)長期滞在しながら余裕のある時間を過ごした」と、作品への愛情を表わした。

キム・ソリョンとイム・シワンのケミストリーが主な見どころだ。アイドル出身の俳優という共通点を持つ2人のシナジー効果はどうなのだろうか。

キム・ソルヒョンは、「オッパ(お兄さん、イム・シワンのこと)がとても気楽に接してくれたので、知らないうちに頼りにした。アイドル出身の俳優だということを認知できず、俳優として参加した。オッパが気楽に接してくれて、現場をよく導いてくれたので、信じてついていった。経験が多いだけに信じることができた」と話し、和やかさを醸し出した。

キム・ソリョン(左)とイム・シワン

『何もしたくない』の撮影は、全羅南道の求礼(クレ)や谷城(コクソン)、慶尚南道の南海(ナムヘ)などで行われた。映像美を期待してほしいという思いだ。

キム・ソリョンは、「(人物の家がある)求礼でたくさん撮影した。桜のシーンが必要だったので、最初の撮影前に事前撮影した。桜を見ながら感嘆するシーンを撮ったのだが、演技をしなくてもおのずと感心してしまうほど綺麗だった。眺めていただけだったが、OKが出た」と明かした。

最後にイム・シワンは、視聴者がこのドラマを通じてヒーリングされることを願った。彼は「忙しくなければ淘汰されるしかない人生を生きている。忙しさが必然的な社会だ。疲れているにもかかわらず、本人がそれを知らないほどいつも忙しいのが基本値に設定されている。いつかは必ず休息が与えられると願う気持ちが片隅にあると思う。そんな方々が少しでも休息できる時間になるのではないかと思う」と伝えた。

新ドラマ『何もしたくない』は11月21日21時20分、Genie TVで配信される。毎週月、火の21時20分、韓国ENAチャンネルでも視聴することができる。

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