キム・ユジンPDは『代理リベンジ』を演出した理由について、「イ・ヒミョン作家の前作である『ひと夏の奇跡~Waiting for you』を共にした縁ですることになった。企画段階から今に至るまで、3年ほどかかった。個人的に一度くらいは学園ものをやってみたかった。ジャンル的にもこれまで見てきた10代の学園ものとは違う感じだったので、躊躇なく引き受けた」と明らかにした。
演出に重点を置いた部分としては、相反するジャンルたちの調和を挙げた。キムPDは「復讐劇とハイティーンを調和して表わすことに焦点を合わせた。復讐についての話であり、アクションシーンも多い。だが、視聴者たちが制服を着た若い俳優たちの初々しい姿を見たがっていると思い、その部分を逃さないようにした」と伝えた。
劇中、シン・イェウンは双子の兄が死んだ理由を知るために、ヨンタン高校に転校してきたオク・チャンミを演じる。彼女はキャラクターについて、「射撃選手を準備していた学生だ。兄の死を知った後、重い感じを持つようになった。もともと明るくて外向的な子だったのに、事件を暴きながら強くなったというか。そんな感じを受けた」と説明した。
チ・スホン役はロモンが演じる。ロモンは「チ・スホンはヨンタン高校で勉強もでき、運動もできる人気が高い学生だ。病気の母親の病院費を充当するために、いろいろなアルバイトをしながら苦しい生活をしている。とある事件によって復讐代行をすることになる」と述べた。
射撃に優れたオク・チャンミとキックボクシングの実力者チ・スホンを中心に展開される作品であるだけに、シン・イェウンとロモンのアクションシーンが期待される。シン・イェウンは実際に射撃関連の資格まで取得し、ロモンも漢江(ハンガン)でパンチを練習し、バイクシーンのために2種小型免許を取った。
特にシン・イェウンは「銃が思ったより重かった。その震えを抑えて安定した姿勢を作るためにダンベルを持ち歩いたり、撮影がないときは射撃場で過ごしたりした。ありがたいことに、コーチたちがたくさん教えてくれて応援してくれた。よく撮れたと思う。自負心がある。姿勢が本当にいい」と自信をのぞかせた。
ソ・ジフンはロモンのアクション演技を絶賛した。彼は「作品にアクションシーンがとても多い。(ロモンを)見るたびに、あまりにも上手だと思った。私もアクションがあったが、(ロモンが)ずば抜けて上手だった。普段の運動も好きで体を使う楽しさを感じた。素晴らしかった」と話し、心温まる雰囲気を醸し出した。
また、シン・イェウンは説得力のあるキャラクターを表現するためにメイクをしなかったと強調した。彼女は「目の下に“くま”が見えたらスタッフの方々が隠さなければならないと言ったが、大丈夫だと話した。眠れずに犯人を探す姿を表現したかった。“あの子は誰だ?シン・イェウンか?”と思ってもらえるかもしれない。そうなれば成功だ」と述べた。
その一方で、「痛そうに見えたらいけないので、唇はちょっと塗った。眉毛も描いた」と付け加え、笑みを浮かべた。
キム・ユジンPDと出演陣は、『代理リベンジ』は見出したら止められないドラマだと口をそろえた。キムPDは「一度見れば、ずっと見るしかない作品だ。若い俳優たちが今まで見せられなかった魅力をお見せできるドラマでもある。期待してほしい」と伝えた。
ドラマ『代理リベンジ』は11月9日、ディズニープラスで公開される。