俳優チョン・ウソンは11月3日、自身のSNSにキム・ウィゴンの詩『ごめん、許すな』の全文を共有した。
雑踏事故に対する心境を、迂回的に表現したものと見られる。この詩は雑踏事故に対する悲痛な心と、犠牲者を追慕する作品だ。昌原（チャンウォン）ろうそく市民連帯会員のキム・ウィゴンが書いた詩だ。
「梨泰院173-7、その狭い路地に花さえも置くな、花々を重ねるな」「どんなに怖かっただろう、あの夜、どんなに悔しかっただろう、その瞬間」「304人の生の時のような子供たち、空の星として去ってからどれだけ経ったのか」「また君たちを虚しい死に追いやった大人たちの安逸と無責任を恥じ、もう悲しみさえも言い訳さえも表に出すことができない」
チョン・ウソンが共有したこの詩に多くの人が共感し、惨事によって犠牲になった人たちを追慕している。特にチョン・ウソンは詩を共有する前にも何も書いていない黒い画像を載せ、死者たちを哀悼した。
チョン・ウソンが詩を共有して哀悼の意を伝えたとすれば、女優イ・ヨンエは直接的な助けに乗り出している。イ・ヨンエは今回の惨事で死亡したロシア人パク氏の事情に接し、助けたいという意思を伝えたという。
韓国障がい者福祉財団は『OSEN』に、「イ・ヨンエから梨泰院惨事と関連して助けたいという意味で寄付金を受け取った。今後寄付が行われる予定だ」と明らかにした。イ・ヨンエは、遺体運搬費用を用意できずに困難に直面している人々に助けの手を差し伸べ、温かい善行を続けた。
俳優のキム・ギチョンや作家のホ・ジウンは、責任を転嫁したり回避しようしたりする人々に一撃を加えた。キム・ギチョンは11月1日、「無能で無責任で図々しい人とは思えないような者たちのせいで眠れず、消化ができなくて胸が息苦しくて耐え難い」と指摘した。特にキム・ギチョンは、「言い訳と責任回避だけをする悪党たちに大きな罰が下されることを願う」「哀悼を強要するな」と強い口調で伝えた。
ホ・ジウンは「ラジオを始める文章を書こうと明け方から座り、書いて消してを繰り返していたが、まだ自分が平常を回復できない状態で、一体何に対して文を書くことができ、書いてもどんな使い道があるだろうかと考えた」とし、「主催がなければ市民の資格を失う世界の真ん中で、やるだけやったと、責任を取ることはないという言葉の洪水のなかで、私の口と指先からは役に立つ言葉というのがすべて消えてしまったような気がする」と話した。
俳優ユ・アインは雑踏事故に対する悲痛な気持ちと同時に、自身に関連したデマを一蹴した。独特な言い回しをする彼は、「肖像画のなかで肖像画に背を向ける。誰がより良かったのかわからない。誰がより悪かったのかは、もっとわからない。消えた生命を武器に、盾に、素材に、つまみに、障害物にするために消えない画面。号泣の主人より、もっとうるさい犬の声」と、各種デマでうるさいオンラインを揶揄した。
さらに「黙れ。恥ずかしいと思わないと。お願いだから気を使って。もっと痛くて、痛くない心を競って捨てられたものたち。本当は共謀者の私たち。その心が今最も必要なところに届くことを願う」と付け加えた。
なお国家哀悼期間が11月5日午前0時まで続くなかで、ドラマ、バラエティ番組の放送休止が続いている。11月4日にはMBC『私は一人で暮らす』、KBS2『ミュージックバンク』などが放送休止し、11月5日にはtvN『驚くべき土曜日』、MBC『ショー！音楽中心』などが放送されない。
（記事提供＝OSEN）
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