2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。
ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きているが、気になるのはかつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は韓流時代劇の名作『宮廷女官チャングムの誓い』で、チャングムの幼馴染であるヨンセンを演じた女優パク・クネの現在を紹介する。
日本に韓流時代劇ブームを巻き起こした『宮廷女官チャングムの誓い』。2006年のNHK地上波での放映時は土曜深夜にも関わらず16%の高視聴率をマークするなど、人気だった。
この『チャングム』で主演のイ・ヨンエとは別の魅力を発散して人気を呼んだのが、主人公チャングムの幼馴染みである女官ヨンセンを演じたパク・ウネだ。
芯が強く凛としたチャングムに対し、どこが頼りないが愛くるしいヨンセンに魅了された視聴者たちも多かったことだろう。
そんなヨンセンを演じたのが、女優パク・ウネだ。
『チャングム』で人気がブレイクすると、韓国ではCMやドラマにひっぱりだこになり、『愛する人よ』(2007年)、『イ・サン』(2007年)などにも出演した。低予算であっても映画にも積極的に出演し、2008年には『夜と昼』にノーギャラで出演しほどだ。
また、2008年4月には4歳年上の事業家と結婚し、2011年には二卵性双生児を出産して双子の母となった。その後、芸能活動をセーブしつつ2014年から本格復帰し、『客主~商売の神~』(2015年)、『ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~』(2016年)、『甘い敵』(2017年)とコンスタントに女優活動を続け、安定した演技力にも定評があった。
そんな彼女が世間をあっと驚かせたのは、2018年9月。所属事務所を通じて11年間連れ添った夫と離婚したことを発表したのだ。
所属事務所の公式発表によると、離婚の理由は「価値観の違い」。夫婦間の合意によって双子の子供たちはパク・ウネが育てているという。
2018年12月の雑誌インタビューで「小学生になった子供たちの母として、教育にも関心が多いです」と語っているパク・ウネ。育児と女優業を両立させながら頑張る彼女に、かつてのヨンセンのような頼りなさはないようだ。
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