まず、BTSのスペクトルの拡張だ。今現在もスペクトルを広げているBTSだが、メンバーの個人活動を通じて得た経験を除隊後、完全体活動に融合させることができる。これまで積み重ねてきた経験や実績に、BTSメンバー個々人のスペクトラムが加わり、より大きなBTSが期待できる。
次に、完全体で発揮される波及力ほどではないが、個人活動を通じてメンバー一人ひとりのカラーを見せることができ、ファンと着実に会うことで、“軍白期”(兵役による空白期)を最小化することができる。
完全体を見られない残念な気持ちはあるが、完全体のBTSとは異なるメンバー一人ひとりの魅力と音楽性を確認できるものと期待される。これは今後のBTS活動とも関連があるため、大きな経済効果が期待できる。
さらにBTSの入隊は、安保意識の高揚にもつながる。ハン・ギホ議員は10月7日、国会国防委員会の兵務庁国政監査で「韓国の安保を守るためにBTSも軍隊に行く、そんな国をいじることができるか」とし、軍服務を通じて韓国の地位を高めることができると主張した。
イ・ギシク兵務庁長も「韓国の兵役資源が減少しており、兵役義務履行で最も重要なのが公正性と公平性であるだけに、BTSも軍服務するのが望ましい」と話した。
BTSが特別な恩恵を放棄し、自ら入隊を決める姿を見せただけに、“兵役逃れ”に対する意識を正し、ひいてはすべての国民の安保意識を高めることができる。最近、北朝鮮の挑発が頻繁になり、より強い安保意識が必要なタイミングであるだけに、BTSが社会的にも大きな役割を果たすことができる。
なおBTS側は、「BTSが兵役義務を履行するための具体的な準備に着手したことをお知らせする」とし、「BTSは各メンバーの兵役履行計画に合わせて当分、個別活動に集中することになる。今後のBTSの歩みにも多くの関心と激励をお願いする」と伝えた。
(記事提供=OSEN)
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