8月28日に韓国公開された映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』(原題)は、実在の韓国歌手ユ・ヨルがラジオDJを始めた1994年のある日、2人の男女の偶然かつ奇跡のような恋が始まる。
タイトルから分かる通り、当時流行っていた音楽を媒介としているが、ヒロインを務めた女優キム・ゴウンもプロ歌手顔負けの歌唱力で知られており、かなりの音楽好きという。
「映画で流れるLucid Fallの歌は高校生の頃から好きだった。イ・ソラさんの歌も好き」
最近、音楽バラエティ『Begin Again3』(JTBC)に出演し、直接路上ライブを行ったことが話題となった。女優だが、歌が上手で好きだから可能なことだった。
キム・ゴウンは「実はカラオケでしか歌わない。私はあくまでもカラオケで歌うのが好きなのだけど、人々は“歌が好きなんだね”と思っているようで(笑)」と強調しながら、「だからたくさんの人の前で歌う瞬間は本当に辛い。(路上ライブを見た)監督がなぜカラオケのように歌わないのかと残念がったけど、私だってもどかしい」と話す。
路上ライブ当時は「覚えてない。テンパっていたから。私は(周囲が)静かだと感じていたけど、歓声が大きかったと聞いた」と、振り返った。
ハツラツとした魅力を放つ彼女だからこそ、バラエティ番組でも大活躍できそうだが「バラエティは難しい」と言い切る。
「私、プライベートでは本当に面白いし楽しい人だと思う。ところがカメラの前ではそれが出ない。だからバラエティは難しいと思う。大衆が視聴する番組で素の自分を出すのも恥ずかしいし、慣れないジャンルなのですぐにはできない」
プライベートで親交のある芸能人は誰かと聞くと「同じ事務所(BHエンターテインメント)に所属するオンニ(お姉さん)たちと仲良しだ。共通点が多くてすぐに打ち解けた。姉さんたちが大好き。特に女優のハン・ジミンさんは(私を見て)爆笑する。私はもともと人懐っこい性格のようだ」と話した。
それでは今回、相手役として共演したチョン・ヘインはどうだったか。
「基本的に共演者とは、お互いに対する配慮がベースとしてあれば息が合わないことはないと思う。私もヘインさんも、そういうベースがあったのでそれだけで信頼が生まれた。だから難しい状況に陥ったときもお互いを信じて進められた」
最新主演映画『ユ・ヨルの音楽アルバム』で観客の心を鷲掴みにしているキム・ゴウン。デビュー当初から評価されてきたその演技をぜひ堪能してほしい。(了)
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