少女時代の“いとこ”や日本人メンバーも所属するTRI.BE「東京ドームで公演したい」【インタビュー】

2022年09月03日 話題

ガールズグループTRI.BE(トライビー)が新人とは思えない強烈なパフォーマンスと、たしかな歌唱力で注目を集めている。

【写真】少女時代の“いとこ”、ソンソンが挙げた憧れの先輩は?

TRI.BEは、韓国出身のヒョンビン、ジナ(活動中断中)、ソンソン、ソウン、日本出身のミレ、台湾出身のケリーとジアという7人組ガールズグループだ。最近、3rdシングル『LEVIOSA』の活動を通じて話題となった。

2021年10月の1stミニアルバム『VENI VIDI VICH』以来、10カ月ぶりとなったカムバック活動に、日本人メンバーのミレは「デビュー後、初めてファンの前で音楽番組に出たのだが、目の前に観客がいるからステージするたびに力がわいて、再デビューしたような感じだ。“これが本当のステージなんだな”と思った」と感想を話した。

10カ月の長い空白に不安な心もあったが、練習と努力でその時間を無駄に過ごさないようにしたという。

(写真提供=TRエンターテインメント)TRI.BE。左からケリー、ソウン、ヒョンビン、ソンソン、ジア、ミレ

ソンソンは「思ったよりも空白が長くなった。それぞれの実力を向上させるために練習を続け、ダイエットも頑張った」と、ソウンは「ファンと実際に向き合うと思うと、もっときれいに見られたくて歯を食いしばって準備した」と堂々と話した。

カムバックを控えてソウンを除いた5人は、新型コロナに感染するアクシデントもあった。ミレは「ライブの練習があまりできず、音楽番組を上手くこなせるか本当に不安だった」とし、「隔離が解除されてからライブの練習を受け、薬も飲みながら頑張った」と伝えた。

「今のメンバーで7年以上、一緒にやりそう」

TRI.BEは今回の『LEVIOSA』を通じて、“悪童”の魅力にハイティーンの感性を込めた独特のコンセプトを誇った。タイトル曲『KISS』は、強烈なドロップパートと中毒性の強いサビに、TRI.BEの個性あふれるボーカルを調和させた曲だ。

特にメンバーたちが「息がひっくり返る」と表現するほど、強烈なパフォーマンスが見どころだ。ソンソンは「初めて振り付けを習ったとき、息ができないほど大変だった。歌、ダンス、表情をいろいろと見せたい気持ちで頑張った。パフォーマンスを生かして歌を上手に歌おうとしたので、息がひっくり返った」と笑った。

8月9日、『LEVIOSA』発売記念ショーケースでタイトル曲『KISS』のステージを披露

今回のアルバムはデビューアルバムからTRI.BEのすべてのアルバムを担当してきたヒットメーカー「新沙洞の虎(シンサドンホレンイ)」ことS.TIGERと、EXIDのエリーが共同プロデュースを担当した。

ソンソンは「いつカムバックできるかわからない不安のなかで、空白期の間に曲を(自分で)作って、プロデューサーにこの曲でカムバックさせてくれと言おうとした」とし、「まだお見せできないが、もう少し修正して今度、必ずプロデューサーに聞かせたい」と音楽作業に対する意欲も表わした。

S.TIGERとユニバーサルミュージックが共同制作し、2021年2月にデビューしたTRI.BEは、今年5月にメンバーのジナが健康上の理由で活動を暫定中断し、当分の間、6人で活動する。TRI.BEのメンバーたちは、お互いに深い友情を示し、末永く一緒にいることを誓った。

ソウンは「デビュー前に想像したよりも、今のほうがはるかに幸せだ。全部メンバーのおかげだ。大変なことがあれば、メンバーたちに頼る。メンバーがいなかったら、むしろ不安だったと思う」と愛情を示した。

9年という長い練習生生活を過ごしたソンソンは、「多くの練習生の友達ができたが、競争がし烈だった。ひとつのチームが作られるまでに長くかかるだけでなく、チームになってからも競争が激しいのに、こんなに良く合うメンバーたちに出会えるなんて本当に幸運だと思う」とし、「このメンバーたちに出会えたということだけでも満足している。私たちはいつも7人でなければならないと話す。TRI.BEのメンバーたちとは、7年以上を共に過ごす自信がある」と力を込めた。

(写真提供=TRエンターテインメント)TRI.BE

少女時代ユリの“いとこ”としても有名なソンソンは、少女時代が久しぶりにカムバックしたことについて、「『FOREVER 1』が出るや否やチャレンジ動画を上げた。ユリオンニ(お姉さん)がとても上手だったと言ってくれた」とし、「幼い頃からユリオンニの舞台を見ながら成長した。オンニのように、素敵なステージでファンの前で歓声を聞いてみたかった。その夢を叶えられて幸せだ」と話した。

最近、NewJeans、IVE、aespa、LE SSERAFIMなど、強力な新人ガールズグループの登場で、いつにも増して“第4世代ガールズグループ”の競争が激しい。成績に対するプレッシャーはないのだろうか。

ヒョンビンは「それぞれカラーが明確で、次々と歴代ガールズグループの初動(発売1週間)販売量記録を塗り替えていった。すごいと思う」としながらも、「あえて彼女たちについていきたいとは思わない。遅くても、私たちだけの“初動”を積み重ねていけばいいと思う。私たちもずっと成長し続けているので、十分に満足している」と自信を示した。

新型コロナの規制も緩和され、海外活動も活発になった。上がってみたい海外舞台について、ミレは「もっと頑張って自分の故郷である日本と、ジアやケリーの故郷である台湾でコンサートがしたい」と、ソンソンは「幼い頃、少女時代の東京ドームコンサートに行ったことが記憶に残っている。ドームツアーは誰もができるものではないので、私たちも成長して、その舞台に立ってみたい」と話した。

◇TRI.BE(トライビー) プロフィール

韓国の名プロデューサーであるシンサドンホレンイ(新沙洞の虎)と、ユニバーサルミュージックが共同制作する多国籍ガールズグループ。韓国出身4人(ジナ、ヒョンビン、ソンソン、ソウン)、台湾出身2人(ケリー、ジア)、日本出身1人(ミレ)の7人で構成されている。グループ名の「TRI.BE」は、完璧さを象徴する“Triangle”を略した「TRI」と、“存在”を意味する「BE」をかけ合わせた造語で、“完璧な存在”を意味する。ちなみにソンソンは少女時代ユリのいとこ。

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