「兵役期間は“空白期”だ」という言葉は、もはや過去のものになった。特技や趣味を生かした韓流スターたちのスマートな兵役生活が注目を集めている。
8月6日、日頃から料理が趣味であることを明かしていたEXOのD.O（ディオ）が、“調理兵”として兵役を続けていくというニュースが報じられ、多くの話題を集めた。
D.Oは入隊前から料理に対する愛情を表わしてきた。普段メンバーたちにも食事を提供しているというD.Oは、実際に韓国料理の調理師資格まで取得したと知られている。国内外のテレビ番組に出演して料理の腕前を披露したこともある。
その実力は、ファンの間では有名だ。D.Oが調理兵となったことを伝えるニュースに触れたファンらは、D.Oの適性にピッタリの補職だと歓迎した。
軍人生活を体験するバラエティ番組『チンチャサナイ』（MBC）に出演した際、純粋で情熱的な姿を見せたことから“赤ちゃん兵士”と呼ばれて人気を集めた俳優パク・ヒョンシクは、憲兵隊の首都防衛司令部で兵役中だ。
パク・ヒョンシクは『チンチャサナイ』を通じて首都防衛司令部に入所し、優れた射撃の実力を見せ、“赤ちゃんの兵士”に続き“スナイパー・パク”というニックネームを得たりしたが、その時の経験が縁となった。
射撃に興味を感じたパク・ヒョンシクは今年初め、首都防衛司令部を志願し、4月に合格通知を受けた。
パク・ヒョンシクは、入隊前のインタビューでも「『チンチャサナイ』出演当時、最も記憶に残った部隊が首都防衛司令部だった。褒められた所に入隊したいと思った」と話したことがある。自らの特技を生かしたパク・ヒョンシクの積極的な歩みに、応援の声も続いた。
2017年9月に海兵隊に志願入隊し、去る5月に除隊したイ・チャンヒョクは海兵隊第1師団の迅速機動部隊・ジェスン部隊で歩兵として服務した。
特にポップスデュオ「楽童ミュージシャン」として活動し、『200％』『リアリティ』『長い日、長い夜』などのヒット曲を通じて作詞・作曲の実力を誇ったイ・チャンヒョクは、兵役中に軍歌を作曲。海兵隊の正式軍歌を作った第1号芸能人となった。
訓練が厳しいことで知られる海兵隊として完全に適応しただけでなく、自分の才能を生かす充実した兵役生活で、多くの関心を集めた。
最近除隊した俳優チ・チャンウクとカン・ハヌルは、創作ミュージカル「新興武官学校」で服務中も演技活動を続けてきた。
特にカン・ハヌルは、「第100周年大韓民国臨時政府樹立記念式」の記念公演の舞台に上がるなど、特技を生かした対外活動にも積極的に参加した。兵役中も演技活動を続けていたため、彼らの“空白期”を長くないように感じたとファンは口を揃えた。
アイドル歌手らの活躍は、すでに広く知られていることだろう。
現在、軍楽隊に服務中のSHINeeキー、2AMジヌン、BTOBチャンソプをはじめ、SHINeeオンユ、INFINITEソンギュ、最近入隊したユン・ジソン、EXOシウミンなどは、「新興武官学校」で国内外のファンと会っている。去る7月、彼らが「将兵歌謡」のレコーディングのため一堂に会した姿が捉えられ、注目を集めたりもした。
【写真】2AMにEXO、SHINee…兵役中のスターが仲良く軍歌のレコーディング
巧みな話術でバラエティ番組に引っ張りだこだったHighlightユン・ドゥジュンは、8月2日、陸軍で企画したコンテンツ「TOP CHEF ARMY」のMCとして登場した。「TOP CHEF ARMY」とは、兵士たちに美味で健康的な軍隊給食を披露するために企画されたコンテンツだ。
2018年7月に陸軍に入隊し、現在12師団の憲兵として服務中のユン・ドゥジュンは、模範的な軍生活によって上兵に3カ月も早期進級しただけでなく、MCとしても活躍しているという明るいニュースを伝えた。
以上のように、国防の義務を誠実に果たしながら、自分たちの才能を生かす充実した兵役生活を過ごしている韓流スターは少なくない。
ある芸能関係者は「軍隊での時間をただ過ごすのではなく、特技を生かして成長につなげながら、生産的な時間を過ごしているスターが目立つ」とし、「芸能人が軍生活を通じて多様な才能を発揮する現象は、彼らの今後のイメージにも肯定的な影響を及ぼしている」と説明した。
ファンのもとに帰ってくる2年後、彼らはまたどんな新しい姿を見せてくれるだろうか。
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