2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きているが、気になるのはかつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は『冬のソナタ』と同じく“四季シリーズ”の最後を飾ったドラマ『春のワルツ』で主演を務めたソ・ドヨンの現在を紹介する。
『冬のソナタ』を手掛けたユン・ソクホ監督がメガホンを取り、同監督の代名詞である“四季シリーズ”最後の作品でもあった『春のワルツ』。その主役に抜擢されたのが、ソ・ドヨンだった。
ユン・ソクホ監督が手掛けた作品ということもあって、日本では「第二のヨン様になるか」という期待もあった。
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そもそもソ・ドヨンの主演抜擢はビッグ・サプライズだった。
兵役を終えた2003年にモデルスクールに通い始め、同年のソウル・コレクションで結果を出して、芸能界入り。2005年に単発ドラマ『オー!サラ』で俳優デビューし、2006年には新人ながら『春のワルツ』の主人公に抜擢された。
『春のワルツ』は企画発表段階から韓国はもちろん、日本でも注目を集め、当然、ソ・ドヨンにもスポットライトが集まったが、韓国での視聴率はパッとしなかった。平均視聴率8%と、二桁にも届かった。
それでも『春のワルツ』は日本での人気が高く、ソ・ドヨンが演じた孤高のピアニスト、ユン・ジェハは、日本ファン獲得につながった。
ただ、『春のワルツ』以降は伸び悩み、これといった代表作に恵まれていない。最近は日本で名前を聞く機会も少なくなったが、俳優業はやめておらず、現在は主演俳優ではなく助演俳優として数多くの作品に参加している。
しかし、目立たない役も多く、ソ・ドヨンと気付かないまま、見過ごしていた人も多いかもしれない。
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