率直な魅力で若者世代が共感するK-POPの新曲が次々と生まれている。
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韓国では新型コロナによる様々な規制が解除され、K-POP界にも生気が戻ってきている。3月に開催されたBTSの「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE – SEOUL」で国内のオフライン公演が幕を上げ、4月18日からは会場内で歓声を上げて応援する許可まで出始めた。
歓声だけでなく、音楽番組のオフライン防聴も再開され、本格的にK-POP界が再び走り出す準備が始まった。
K-POP界が生気を取り戻しながら、それを待っていたかのように、様々なアーティストの新曲が発表された。春の陽気に合う愛の歌から現代人であれば誰もが共感できる歌まで。
最近発売された少なくない新曲には、共通して若者世代の率直な“コミュニケーション方法”が込められている。春の感性で戻ってきた人気グループSEVENTEEN、愛らしい魅力のNCTテヨンと歌手Wonstein、現代人の心を率直に打ち明ける歌手ジェシーらの新曲から魅力を探ってみた。
SEVENTEENの初の英語曲『Darl+ling』は、4月15日に公開された。同曲はSEVENTEENの新しい物語の出発点であり、内面の率直な思いを込めた曲で、“SEVENTEEN感性”の決定版でもある。
同曲は、相手に対する愛情の込められた思いと、「私たちは私たちの時に初めて完全なひとつになった」という意味を愛の過程に例えて歌詞で表現した。「Friends see my feed and worry, do you babe?」(友達が僕のSNSを見て心配している、君もそう?)、「You got my heart like it's yours But I can't wait no more」(君が僕の心をまるで自分のもののように持っていったのに、これ以上待つことができない)など、相手に対する強烈な愛をそのまま表わし、聞く人々にときめきをプレゼントした。
それだけでなく、手首にキスする振り付けに「欲望、君が欲しい」という意味が込められているとされ、ファンの熱い反応が続いた。
若者世代から愛されているアーティスト、NCTテヨンとWonsteinはコラボ曲を発表した。テヨンとWonsteinの『Love Theory』は、心地よい楽器のサウンドとリズムが調和するヒップホップとポップジャンルが調和した曲だ。
2人のアーティストが作詞と作曲に参加し、彼らと同年代の世代が容易に共感できる愛の歌詞を作り出した。同い年の親友として知られるテヨンとWonsteinは、『Love Theory』を通じて見事なケミストリーを見せ、率直な愛の悩みを打ち明けた。
「お願い、話しかけないで、僕の頭の中が真っ白になってしまうから」「我慢できないのは僕も理解している、でも今電話するのは反対」など、恋に落ちた彼らの悩みが込められた歌詞が特徴だ。
これにファンは「歌詞がとても可愛くて何回も聞いてしまう」「Wonsteinの虚勢いっぱいの歌詞がかわいい」「歌がとても愛らしい。“背も僕と同じくらいなのに”という歌詞が笑える」などと共感を示した。
去る4月13日に発売されたジェシーの『ZOOM』は、写真を撮るために瞬間を生きている現代人の姿を直感的に描いた曲だ。
歌詞の「私たちはみんな関心を得るために生きている、私もそう、あなたの気持ちがわかる」は、SNSに毒され、関心を切望する現代人の姿を率直に表現し、自分もそうだと認めながら受け入れる点が印象的だ。普段から堂々とした率直な魅力で注目されるジェシーは、今回の新曲を通じて大衆の耳まで魅了した。
オンライン上では『ZOOM』について、「やっぱりこういう歌はジェシーだ」「“実話か腰周り”という歌詞をずっと思い出している。一度くらいは考えることだ」など、歌詞に共感する肯定的な反応が多かった。
彼らの歌のなかには、共通して若者世代の率直なコミュニケーション方法が込められている。聴く人々は、あるがままの考えを表われており、感情表現に躊躇のない歌詞に共感する。最近の新曲を通じて、若者世代が共感する話を垣間見ることもできるだろう。
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