映画『神と共に』もそうだった!!実はウェブ漫画が原作の映画やドラマたち

2019年06月29日 映画 #韓国映画 #漫画

それを物語るように、最近韓国では“ウェブトゥーンの実写映像化”に拍車がかかっている。

今までは日本のドラマをリメイクすることも多かった韓国だが、ウェブトゥーンがネタの宝庫になるにつれ、実写映像化に重きが移っているわけだ。

過去に韓国で放送された『告白夫婦』(KBS2)や『付岩洞復讐者たち』(tvN)といったドラマ作品も「原作を超えた」との評価を受けているし、『神と共に』に至っては“韓国映画史上歴代3位”の成績を叩き出した大ヒット作となった。

そのほかにも、2013年に690万人の観客を動員してウェブトゥーン実写化の先駆けとなった映画『シークレット・ミッション』や、ドラマ『未生(ミセン)』(2014年)、『チーズ・イン・ザ・トラップ』(2016年)など、原作の絶大な人気を背負って映像化にも成功した作品が続々と登場するなか、最近はテレビ・映画業界が身を乗り出して良いウェブトゥーン作品を探すような印象すら漂う。

映像化に対する不満の声も

映像化において最も大事になってくるのは、ストーリーではないだろうか。

そういう点で韓国のウェブトゥーンは映像化しやすいのだろう。ただ、当然のように映像化に対する不満の声が上がっているのも事実だ。

例えばドラマ『チーズ・イン・ザ・トラップ』の場合、キャストミスや原作とはかけ離れた展開などをめぐって原作とドラマファンの間で激しい論争が繰り広げられ、原作者も「撮影中、ドラマのスタッフからは連絡も一切なく、どんな内容かもわからなかった」と、不快感を示したほどだった。

そういった試行錯誤は、ウェブトゥーンの実写映像化が進むなか、避けては通れない課題だろう。

漫画作品の実写映像化が急増した日本を追いかけるように、ウェブトゥーンの実写映像化に乗り出している韓国。

そうして作られた韓国独自のコンテンツはどれほどの影響力を発揮するか、今後の動向に注目したいところだ。

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