是枝裕和監督の新作映画『ベイビー・ブローカー』で、初の商業作品出演を果たしたIUことイ・ジウンが、新たな変身を予告している。
是枝監督の『ベイビー・ブローカー』は、ベビーボックスをめぐって縁が生まれた人々の予期せぬ特別な旅路を描いた作品だ。
韓国の国民的歌手としてだけでなく、ドラマ『私のおじさん』『ホテルデルーナ』などで演技力も認められてきたイ・ジウンが、ベビーボックスに置かれた赤ちゃんのママ、ソヨン役として初の商業映画デビューを果たす。
赤ちゃんを育てる適任者を探すというブローカー、サンヒョン(演者ソン・ガンホ)、ドンス(演者カン・ドンウォン)と予期せず同行することになるソヨンは、ベビーボックスに赤ちゃんを置いていった理由も、戻ってきた理由も何一つ明らかにせず、その本音を簡単に察することができない人物。
是枝監督は「私がたった一度考えたソヨンに到達した感じだった。私が書いた台詞という事実が信じられないほど細かな表現力を見せた」と感嘆するほどだったイ・ジウンの成熟した演技が、観客に深い印象を与える見通しだ。
力強いストーリーテリングと繊細な演出で世界中を魅了してきた是枝監督の新作であり、世代を超えた韓国を代表する俳優たちの共演で期待を集めている『ベイビー・ブローカー』は、6月に公開予定だ。
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