韓国の歴史専門家であるソ・ギョンドク教授がApple TV+オリジナルのドラマ『Pachinko パチンコ』の公開後、日本の一部のネットユーザーが同ドラマを“歴史歪曲”と非難していることについて、物申した。
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4月4日、ソ・ギョンドク教授は自身のSNSに『パチンコ』のポスターをアップし、文章を投稿した。
彼は「在日韓国人の受難の歴史を描いたApple TV+『Pachinko パチンコ』に対して海外メディアからの好評があふれているなか、日本の一部のネットユーザーたちが“歴史歪曲”と非難している」と指摘した。
続けて「『パチンコ』は日帝強占期当時の日本の蛮行と在日同胞問題を取り上げた」と説明し、「特に日本の米収奪、強制徴用、日本軍“慰安婦”など日帝に弾圧された朝鮮人たちの姿、日本に渡った人々に起きた関東大震災虐殺など、歴史的事実をドラマに自然に含めた」と強調した。
ソ・ギョンドク教授は、日本のSNS上で「韓国が新しい反日ドラマを世界に転送した」「韓日合併は韓国経済の成長に大きな助けを与えた」といった声が上がっていることについて、「話にならない」とし、「日本の加害の歴史が世界中に、まともに知られることを恐れている現象」と切り捨てた。
さらに「日本国内の主要メディアはドラマ自体に対する評価を留保している」とし、「Appleジャパンは1000億ウォン(約100億円)もかけて制作したこのドラマの予告編を日本内に公開しないなど、広報を控えている」と持論を展開した。
なお『Pachinko パチンコ』は、豊かな暮らしを求めて祖国を離れた韓国人一家が、日本とアメリカで経験する戦争と平和、愛と別れ、勝利と審判を第4世代にわたり描く物語。Apple TV+で3月25日に配信された。
ソ・ギョンドク教授の文章全文は、以下の通り。
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在日韓国人の受難の歴史を描いたApple TV+『Pachinko パチンコ』に対して海外メディアからの好評があふれているなか、日本の一部のネットユーザーたちが「歴史歪曲」と非難しています。
『パチンコ』は同名のニューヨークタイムズベストセラー書籍を原作とした作品で、日帝強占期当時の日本の蛮行と在日同胞問題を取り上げました。
特に日本の米収奪、強制徴用、日本軍「慰安婦」など日帝に弾圧された朝鮮人たちの姿、日本に渡った人々に起きた関東大震災虐殺など、歴史的事実をドラマに自然に含めました。
これに対して日本の一部のネットユーザーたちは、SNSを通じて「韓国が新しい反日ドラマを世界に転送した」「韓日合併は韓国経済の成長に大きな助けを与えた」など、話にならない非難を吐き出している最中です。
これは、グローバルOTTを通じて日本の加害の歴史が世界中に、まともに知られることを恐れている現象です。
昨年、『イカゲーム』の世界的な人気を通じて、国境の壁を壊すOTTの力を私たちは経験しました。日本のネットユーザーたちも、それをよく知っているため、より恐れているようです。
また、日本国内の主要メディアはドラマ自体に対する評価を留保しているなかで、Appleジャパンは1000億ウォンもかけて制作したこのドラマの予告編を日本内に公開しないなど、広報を控えている状況です。
『パチンコ』の世界的な熱風が日本の加害の歴史を世界中の人々に正しく知らせることに、大きな一助となることを願うばかりです。
■“Apple”に嚙みついた韓国のソ・ギョンドク教授「アジア人に謝罪せよ」
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