女優ク・ヘソンが発売したNFT(非代替性トークン)アートが話題だ。
NFTアートとは、デジタルアートに複製や再配布が不可能なNFTの技術を取り入れたもの。それによってデジタルアートが、世界にひとつしかない代替不可能な“美術品”となる。
仮想空間内の猫のキャラクターをメイン商品とする韓国のNFT企業「Meta Cats Universe」とのコラボレーションにより進められた今回のプロジェクトは、作家ク・ヘソンの絵作品10点に「Meta Cats Universe」の猫のイラストが組み合わされ、さまざまなデザインで販売された。
個人のSNSで使えるPFP(プロフィール写真)のNFTとして話題になった商品でもある。
2月11日にオープンされたク・ヘソンのNFTアートは、約2日間で2000枚を完売させて高い関心を集めた。本NFTには、作家の署名が入っているため希少性があり、美術面で見ても独創的で高い価値を誇っている。
「Meta Cats Universe」関係者は、「女優ク・ヘソンのNFTは、発売前から多くの関心を集めていた。プレオーダー開始から2時間で完売した。ク・ヘソンの作品に対するファンの関心を感じることができ、今回の販売で証明されたク・ヘソンのNFTの世界観をさらに拡げ、今後も新たな形で再発売する予定だ」と述べた。
韓国国内でもNFT市場が活性化するなか、韓国で初の芸能人によるNFTの販売であること、発売後もNFTがヒットしたことから、今後も引き続き発売されるであろうク・ヘソンのNFTへの関心が高まっている。
◇ク・ヘソン プロフィール
1984年11月9日生まれ。2002年のCM出演を機に芸能界デビュー。その後本格的に女優としての活動をはじめ、数々の作品を通じて愛くるしい魅力を披露した。特に、2009年に放送された『花より男子~Boys Over Flowers』(KBS)は日本でも大きな反響を呼んだ。その一方で、映画監督や画家、シンガーソングライターとしても活動。才能の尽きない女優として多方面に活躍している。書籍の執筆も手掛けており、2019年には韓国で自身の恋愛経験を基にした『涙はハートの形』(原題)を出版した。
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