“野獣ドル”としてグローバルな活躍を見せた2PMジュノが、演技を始めてから9年ぶりに人気俳優の仲間入りを果たし、テレビドラマまで席巻した。
ジュノは2008年9月に2PMのメンバーとしてデビューし、『10 out of 10』を皮切りに、『I Hate You』『Only you』『Heartbeat』『Hands Up』『My House』など数々のヒット曲を通じて、2PMをK-POP界を代表するボーイズグループに定着させた。
パワフルなパフォーマンスで元祖“野獣ドル”と呼ばれ、国内外で熱い人気を集めたジュノは、2013年の映画『監視者たち』を通じて本格的に演技の道を歩き出した。ジュノは初演技にもかかわらず、ソル・ギョング、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュなど実力のたしかな俳優たちのなかで、“末っ子”リス役として存在感を表わした。
当時、ジュノの出演分量は7分ほどだったが、安定的な演技で今後の可能性を認められた。
その後、映画『二十歳』ですぐに主演にキャスティングされた彼は、カン・ハヌル、キム・ウビンとの強烈なケミストリーで、累計観客動員数300万人を達成。2016年の『記憶~愛する人へ~』でドラマに初挑戦し、若手弁護士を好演した。
“俳優イ・ジュノ”にとって絶対に見逃せない作品は、2度目のドラマ出演となった『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』。初めて悪役を引き受けた彼は、元エリート検事のソ・ユル役で真剣さとコミカルさを行き来し、ナムグン・ミンとの見事な呼吸を披露した。憎めない悪役キャラクターを立体的に表現した彼は「イ・ジュノの再発見」という賛辞を引き出し、視聴者に俳優イ・ジュノをしっかりと印象付けた。
その後もジュノは『ただ愛する仲』『油っこいロマンス』『自白』を通じて、作品ごとに演技の変身を続けながら、じっくりとフィルモグラフィーを積み上げ、除隊後初作品であるドラマ『袖先赤いクットン』を通じて、演技力とスター性を大きく花咲かせた。
『袖先赤いクットン』は同名人気小説を原作とし、制作段階から多くの関心が注がれた作品。特にジュノが演じた後に朝鮮王朝の王・正祖(チョンジョ)となるイ・サンは、過去に何度もドラマや映画で取り上げられた人物であったため、ジュノがどう差別化された正祖を演じるのかに注目が集まった。
ジュノは、ヒロイン役のイ・セヨンとの切ないロマンスと共に、青年イ・サンの新たな姿を描き出して視聴者を捕らえ、17%を超える視聴率を記録。不調が続いていたMBCドラマを復活させ、演技大賞の候補に挙がるなど、2022年最高の人気俳優に浮上した。
昨年、『My House』の“時間差”大ヒットから『袖先赤いクットン』まで最高の一年を送ったジュノだが、この成功は驚くべきことではないのかもしれない。一貫して続けてきたジュノの誠実さと着実さが、ついに光を放ったという印象すらある。ジュノの“次”がさらに期待される理由だ。
「人気は季節、いつか自分の季節が来るだろう」と話したジュノ。ついに自分の季節を迎えた彼が、今後どんな季節を描いていくのか期待が集まる。
(記事提供=OSEN)
■「ドラマ撮影で疲れてる?」2PMジュノ、メガネをかけた“オフ姿”に反響【PHOTO】
前へ
次へ