俳優カン・ハヌルが新作映画『海賊:鬼の旗』(原題)に出演を決めた理由を明かした。
韓国のエンタメ大作として一線を画した『パイレーツ』の続編にあたる『海賊:鬼の旗』は、高麗(こうらい)末期の1388年を舞台に、跡形もなく消えた王室の宝物を手にするため海に集まった海賊たちの冒険を描くファンタジー映画だ。
劇中、海賊のムチ役を演じるカン・ハヌルは、「前作を楽しく観た。アドベンチャー映画が好きなので、この映画のシナリオを読んでこの海賊船に乗りたいと思った。ムチも良いけど、ヘラン(演者ハン・ヒョジュ)が特にカッコよかった。一緒にやりとりしたかった」と話した。
相手役のハン・ヒョジュとは阿吽の呼吸だったという。
カン・ハヌルは「僕がアクションスクールに行くたびにヒョジュさんが練習をしていた。ヘランを越えてヒョジュさんがカッコいいと思った。撮影現場では練習をしないし、俳優たちがお互いの演技を評価する立場でもない。ところが、ヒョジュさんは現場での感覚を鈍らせないためにずっと練習していた。1つのキャラクターを真剣に掘り下げるんだなと思った」と振り返った。
ハン・ヒョジュとは映画『セシボン』(原題)以来7年ぶりの共演となるが、「実は『セシボン』ではヒョジュさんとの出番は少なかった。撮影当時も(各自の役割に)集中すべきことが多く、僕が話をかけると邪魔になると思って一歩引いてから見守る立場だった」という。
そして「今回、本格的な共演となったが、コンビネーションばっちりだった。撮影現場で『どうしてセシボンの時に親しくなれなかったんだろ?』と話し合った」というエピソードを紹介した。
ハン・ヒョジュは先日行われたインタビューで「カン・ハヌルがプロテクターも着用せず、骨身を惜しまずに撮影した」と絶賛していた。
そのことについてカン・ハヌルは「僕も大げさに振る舞う時がある。撮影中に怪我をすると、多くの方がいろんな意味で苦労されるからだ。だから俳優たちが怪我をするのは良くないと思う。怪我をしたくてプロテクターを着用しなかったのではなく、着用したまま痛がる演技をするのが難しくて。痛くないのに痛いふりをするのができず、それを隠すために未着用で臨んだまでだ」と説明した。
カン・ハヌル、ハン・ヒョジュが主演する映画『海賊:鬼の旗』は、1月26日に韓国公開予定。
(記事提供=OSEN)
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