BTS(防弾少年団)が2年ぶりに有観客コンサートを公表したなか、開催地である米ロサンゼルスが盛り上がりを見せている。
BTSは来る11月27~28日、12月1~2日の4回にわたり、米ロサンゼルスのSoFiスタジアムでコンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」を行う。コンサート開催のニュースが伝わった後、前列席のチケットがすでに25倍の7300ドル(約83万4000円)にまで高騰したかと思えば、会場近くのホテルの宿泊料金も3倍となった。
11月16日、LA聯合ニュースによると、会場から車で約10分の距離にある「トレンドホテル」(Trend Hotel at LAX Airport)は、公演初日の11月27日基準で1泊、最低41万ウォン(約4万1000円)となっている。廉価な宿泊施設に分類されるこのホテルは、最高のピークシーズンであるクリスマスイブの宿泊料金でも15万ウォン(約1万5000円)前後だが、“BTS特需”で宿泊料金の価格が大幅に上昇した。
同じく、会場から車で10分の「カサベルモーテル」(Casa Bell Motel Los Angeles LAX Airport)と「クリスタルインスイーツ&スパ」(Crystal Inn Suites&Spas)も同期間1泊、約30万ウォン(約3万円)と、クリスマスイブ価格の2倍となっている。
アメリカに集まる世界中のファンを狙った旅行商品も登場している。韓国の旅行会社ハナツアーは、ARMYを狙って去る10月、シャトルバスや宿舎などで構成されたツアー商品を出したが、数十件の予約が行われたと伝えられた。
ハナツアーは「BTSのコンサート前後でLA市内や空港近く、SoFiスタジアム近くのホテルとシャトルの予約が非常に難しい状況」とし、「コンサート観覧客の旅行準備のために航空、ホテル、シャトルなどの商品をローンチすることになった」と説明した。
今回のロサンゼルス公演は新型コロナのパンデミック以降、BTSが2年ぶりに披露する有観客コンサートで、ファンの関心が集中している。それだけにチケット価格も天井知らずで上がっている。
チケット再販サイト「チケットマスター」によると、11月27日の初日公演でステージに最も近いA1エリアの座席は、なんと7300ドル(約83万4000円)にまで上昇。ステージから距離が遠く、最も安いチケットも350ドル(約4万万円)で買い手を探している。コンサートチケットの定価が75~275ドル(約8500~3万1000円)であることを考慮すると、最高で25倍を超えるチケットプレミアムがついたわけだ。
なおBTSはコンサートに先立って11月21日、アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)の大賞にノミネートされている。彼らは授賞式に直接参加し、メーガン・ザ・スタリオンと共に『Butter』リミックスバージョンの舞台を飾る。
BTSは4日間のコンサートを終えた後、12月3日にはアメリカの音楽祭である「2021 Jingle Ballツアー」のステージにも立つ予定だ。
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