『イカゲーム』で全世界を魅了した俳優イ・ジョンジェに、アメリカのメディアが失礼な質問を投げたことで騒動となっている。
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米メディアNBCの「EXTRA TV」は最近、イ・ジョンジェとファン・ドンヒョク監督のインタビュー映像をYouTubeに公開した。ただレポーターは、イ・ジョンジェに「『イカゲーム』であまりに有名になって家の外に出にくいようだ」などと話し、『イカゲーム』の大ヒット後に生じた人生の変化について質問した。
そんな質問に、韓国のファンが違和感を覚えている。そもそもイ・ジョンジェは1993年の『恐竜先生』(原題)でデビューし、翌年の映画『若い男』(原題)で映画祭新人賞を受賞。1995年には大ヒットドラマ『砂時計』で一躍スターダムに上がり、演技力と人気を得たスターとなった。今年で28年目を迎えるトップスターだ。
そのため韓国最高のトップスターに数えられるイ・ジョンジェを、突然スポットライトを浴びた俳優のように扱った質問は、失礼に当たるのではないかとの指摘があふれている。
イ・ジョンジェはその質問に、笑顔を浮かべながらも「私をたくさん知ってくれる多くの方々が生じたということが、最も大きな変化だと思う。このアメリカで。このショーが本当に成功したんだ、おもしろく見てくれたんだと思っている」と、センスのある回答を見せた。
印象的なのはファンの反応だ。この動画のベストコメントは、「参考までにイ・ジョンジェは、30年を超えて韓国トップA級の俳優だ。『イカゲーム』の成功以前から街を自由に歩くことはできなかった。韓国芸能界における彼の地位は、ブラッド・ピットやトム・クルーズに似ている。名前が知られていない俳優ではなかった」という内容だ。
特に、EXTRA TVが以前、映画『ミナリ』の女優ユン・ヨジョンに人種差別的な質問をしたことがあったため、さらに多くのファンが眉をひそめた。
先立ってユン・ヨジョンは、アカデミー賞で女優助演賞を受賞し、同メディアのインタビューを受けた。EXTRA TV側は、「ブラッド・ピットと会話したあなたに、この質問をしないわけにはいかない。あなたは彼とどんな話を交わし、彼からどんな臭いを嗅いだのか」という失礼な質問を投げた。それでもユン・ヨジョンは「私は犬ではない。彼の匂いを嗅がなかった」とユニークに回答し、大きな話題を集めた。
なお『イカゲーム』は、456人の参加者が456億ウォン(約45億6000万円)の賞金を得るために、幼い頃に楽しんだゲームに命をかけるサバイバル物語。イ・ジョンジェは主人公ソン・ギフン役を務め、圧倒的な存在感を誇った。『イカゲーム』はNetflixで46日間も1位を占め、1兆ウォン(約1000億円)を超える収益を上げた。
(記事提供=OSEN)
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