元BIGBANGのV.Iがクラブ「バーニングサン」の資金を横領した疑いで徹夜の調査を受け、5月3日未明に帰宅した。
ソウル地方警察庁の知能犯罪捜査隊は5月2日午前10時、V.Iを被疑者の身分で召喚して調査した。警察は、バーニングサンの資金2億ウォン(約2000万円)がV.Iとユ・インソク元ユリホールディングス代表が構えた店「モンキーミュージアム」のブランド使用料として支出されたことを確認し、V.Iの横領疑惑を捜査してきた。
警察は、V.Iとユ代表がバーニングサンの資金を隠匿するためにブランド使用料契約を結んだと疑っている。さらにV.Iはモンキーミュージアムと関連し、ユリホールディングスの法人資金を個人弁護士費用として支出した疑いも受けている。
警察はこの日、V.Iがどのくらい多くの横領に関与しているかを含めて、関連疑惑全般を調査したことがわかった。
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一方、バーニングサンと警察の癒着疑惑で注目され、拘束状態で裁判にかかっている元警察官は法廷で容疑を否認している。
元警察官のカン氏は5月3日、ソウル中央地裁刑事1単独イ・サンジュ部長判事の審理で開かれた、特定犯罪加重処罰法上の斡旋受財事件初公判で「2000万ウォン(約200万円)自体を受け取っていないという立場だ」と述べた。
カン氏は昨年、バーニングサンに未成年者が出入りした事件をもみ消すという名目で、同クラブのイ・ソンヒョン共同代表から2千万ウォンを受け取った容疑で拘束起訴された。
江南警察署に勤務していた元警察官であり、某化粧品会社の役員である彼は、クラブと警察の癒着を担った人物としての疑惑を受けている。その化粧品会社は昨年7月末、バーニングサンで広報イベントを開いた。イベントを控えてバーニングサンに未成年者が出入りし、高額の酒を飲んだという通報が警察に入ると、カン氏が事件をもみ消したというのが疑惑の主な内容だ。
江南警察署は当時、証拠が足りないという理由で、未成年者の出入り事件を不起訴意見で検察に送致した。カン氏はバーニングサンと警察の癒着疑惑と関連して、最初に起訴された人物でもある。
裁判所は来る5月27日に2回目の公判を開き、カン氏の会社従業員とイ・ソンヒョン共同代表などに対する証人尋問を進めることにした。
バーニングサン事件が起こってから数カ月が過ぎたが、未だに疑惑だけで何も実体が確認されないままだ。