世代交代か、戦国時代か。
アイドルグループ出身の俳優、いわゆる“演技ドル”(演技+アイドルの造語)がドラマで大活躍し、視聴者の注目を集めている。女性演技ドルの活躍は珍しいことではないが、お馴染みの顔ぶれではなく、まだ主演級としては見慣れない彼女たちが作品の中心に立っているため、関心を集めているのだ。
世代交代との見方がある一方で、まだ“先輩”たちが確固たる地位を築いているため、韓国ドラマ界は女性演技ドルの戦国時代に突入したとの声も上がっている。
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現在、Hello Venus出身のクォン・ナラの活躍が目立っている。
クォン・ナラは、水木ドラマのトップを走っている『ドクタープリズナー』(KBS2)に出演し、ドラマ人気に一役買っている。クォン・ナラは昨年、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『親愛なる判事様』などで経験を積み、今作で堂々とヒロインとしての立場を固めそうだ。
来る5月6日から放送が始まるSBSの新ドラマ『初対面で愛してます』に、ヒロインとして出演するRAINBOW出身キム・ジェギョンも注目を集める演技ドルといえる。キム・ジェギョンも昨年、『ライフ・オン・マーズ』と『バッドパパ』を経ており、今回のドラマを通じて新しい跳躍が期待されている。
日本の人気マンガが原作で、5月15日から放送される『絶対彼氏。』(SBS)を通じては、Girl's Dayパン・ミナが久しぶりにお茶の間に帰ってくる。パン・ミナは、2016年の『野獣の美女コンシム』で活躍して女優としての可能性を存分に示したが、空白が少なくないため、今回の『絶対彼氏。』で今一度、演技に対する評価を受けることになりそうだ。
他にも4月に放送終了した『Kill It』(OCN)に出演したAFTERSCHOOLのナナもいるし、4月に公開されたネットフリックスのドラマ『初恋は初めてなので』のI.O.I出身チョン・チェヨンも注目を集めたことがある。
アイドル出身の女優として知られるS.E.S出身ユジン、Fin.K.L出身ソン・ユリとイ・ジン、Baby VOXユン・ウネ、少女時代ユナなどが、後輩たちに活動の場を譲るのではないかという見方もある。