11月19日にNetflixで配信予定の『地獄が呼んでいる』が、「第26回釜山(プサン)国際映画祭」(以下、BIFF)を熱く盛り上げた。
今回のBIFFから新設された「On Screenセクション」で紹介された本作は、突如出現した地獄の使者たちに、人々が地獄行きを告げられる超自然的な現象の発生からスタートする。その混乱に乗じて復興した新興宗教団体「新真理会」と、不可解な事件の実体を明らかにしようとする人々が繰り広げる物語だ。
出演者たちは10月6日の開幕式に出席し、多くの取材陣とファンからの熱い声援に応えた。作品を待っていたファンに、ユ・アイン、キム・ヒョンジュ、パク・ジョンミンら出演俳優とヨン・サンホ監督。翌日7日にはステージ上で挨拶し、観客からの熱いエネルギーを感じながら幸せな時間を過ごしていた。
ヨン監督は「原作のウェブ漫画を作るときから夢に描いていた俳優たちと、一緒に舞台に立つことになった。幸運だ、本当にありがとう」と感謝を伝えた。
そして新興宗教団体「新真理会」のチョン・ジンス議長を演じたユ・アインは「新しい世界観で、新しい価値感や信念を人に紹介する人物だった。とても楽しく演じることができた」と自身の役柄について紹介した。
「新真理会」に追従する集団に立ち向かう弁護士ミン・ヘジンを演じたキム・ヒョンジュは「誤った信念を持つさまざまな人間を見られる作品だ。ミン・ヘジンは、弱い人間の心理を利用しようとする人たちと対立する人物」とし、観客の作品への興味を深めた。
同じく「新真理会」の真実に迫ろうとするテレビ局のPDペ・ヨンジェを演じるパク・ジョンミンは「ウェブ漫画でこの作品を初めて見たときの衝撃と恐怖心は忘れられない。ドラマを見ると、僕と同じように思うだろう」と期待感を倍増させた。
ペ・ヨンジェの妻ソン・ソヒョンを演じたウォン・ジナは「女優になると夢見たときから尊敬していた先輩方が、全員出演すると聞いて、光栄な気持ちで参加した」と作品への出演秘話を明かした。
また地獄の使者出現事件を捜査する刑事ジン・ギョンフンを演じたヤン・イクジュンは「ヨン監督、そして俳優たちと一緒に撮影しながら、“こんな順調に撮影ができるんだ”と思った。楽しい現場だった」とし、演出にも関わった撮影現場についても語っている。
キム・ドンユは「新真理会の熱烈な信者であり追従者」と自身の役柄を説明し、「自分の正義のために1人で戦う人だ。監督が撮影現場をよく準備してくださったおかげで、楽しく撮影ができた」と感謝を伝えた。
急な地獄行きを告げられるパク・ジョンジャを演じたキム・シンロクは「現実的な話ではあるが、ストレートな話かもしれないと思った」と見どころを披露。ジン・ギョンフンの娘ジン・ヒジョンを演じたイ・レは「この作品に出演することになった決定打はヨン監督だ」と監督への信頼感を表した。
なお舞台挨拶後には第1話から3話までが上映され、観客たちは作品に対する熱い関心を見せた。
出演者たちは10月8日14時に行われたGV(観客との対話)にも参加。ソン・ギョンウォン記者の進行で始まり、数々のトークが繰り広げられた。ソン記者は「11月19日の配信日まで待たなければならないなんて」と待ちきれない様子を見せた。
同日17時に行われた、出演者と監督が参加するオープントークにも多くの観客と取材陣が集結。
ユ・アインは「地獄と天国や善悪を扱う映画は多いが、地獄を前面に出す今回の作品をヨン監督が、どのように表現するのか気になっていた」とし、キム・ヒョンジュは「このような作品に出演したことがほとんどない。人間らしさを守るために、新真理会と対立したことがとても面白かった」と感想を伝えた。
パク・ジョンミンは「新真理会という宗教が支配する世の中に不満を抱くPDの役」と自身の役柄を紹介。
ウォン・ジナは「この作品に出演していなかったら、後悔していたと思う」と感想を述べ、ヤン・イクジュンは監督に感謝の気持ちを伝えた。キム・ドユンは「セリフを覚えることが最初の課題だった。エネルギーを持って維持することに集中して演じた」とし、彼が演じた役に関心が集まっている。
開幕式のレッドカーペットを歩く前に、出演者たちが一緒に撮った写真も公開され話題となった。
第26回釜山国際映画祭を盛り上げた『地獄が呼んでいる』は、11月19日にNetflixで配信開始だ。
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