「撮影機材が盗難に遭ったら責任をとれるのか」
Netflixで好評配信中の韓国ドラマ『海街チャチャチャ』(tvN)が撮影を進行していないときも、撮影現場である村の入口から一般人の出入りを統制していることがわかり、論議が巻き起こっている。
『海街チャチャチャ』は浦項(ポハン)南区の九龍浦邑(クリョンポウプ)を舞台に、女優シン・ミナと俳優キム・ソンホの美しい海街のロマンスを込めた。新型コロナで旅行できない視聴者に、海辺を感じさせてヒーリングも提供した。
高まったドラマ人気で、その浦項の村を訪れる人々が続き、オンライン上には訪問した感想を残した文章も多数上がっている。しかし美しい海の村で起きた、過剰な部外者の出入り統制によって論議が巻き起こっている。
10月6日の情報提供者によると、前日5日に浦項・九龍浦邑を訪問した数十人の観光客は、到着後、すぐに引き返すことになったという。石亭(ソクチョン)1里の村の入口から出入り統制があったからだ。その過程で観光客は「撮影機材が盗まれたら責任をとるのか」などの発言も受けた。
同地を訪問したAさんは、「到着したときは撮影していなかった」とし、「場所にはスタッフもおらず、機材だけあったのだが、出入りが統制された。撮影機材の盗難事故が起こったら責任をとらなければならないという理由で制御していた」と述べた。
続いて「訪問者たちとのいざこざが続き、実際に入ってみると撮影前で機材だけがあった。統制する人たちが密着マークをしながらついてきた。村の入口で待っていると、入口にいる観光客まで追い出した」と述べた。
複数の情報提供によると、訪問者が滞在した石亭1里の村の入り口は私有地ではないため、それについて抗議すると、制作陣が出入りを禁止させたという。
『海街チャチャチャ』側は、「村の入口から撮影中だったと聞いている。撮影は村の住民の同意を得て行っている」とし、「セキュリティ会社の問題となる発言は確認した。進入しようとした訪問者に移動を要請し、その過程であり、他の不必要な措置はなかった」と述べた。
tvN側も「村の住民の同意を得て進行している。多くの観光客が集まってくるため、出入りを統制した」と述べた。
先立って制作陣側は10月5日、公式SNSアカウントを通して撮影地の訪問に関する立場を明らかにした。
彼らは「劇中のヘジン(演者シン・ミナ)の家、ドゥシク(演者キム・ソンホ)の家、ガムニ(演者キム・ヨンオク)の家、チョヒ(演者ホン・ジヒ)の家は、私たちが撮影期間中に私有地を借りて撮影した場所で、現在所有者の方々が居住している空間」とし、「良い意味で私たちのドラマに力を加えてくれたのだが、訪問者によって日常生活の被害を受けている状況」と、自制を呼びかけた。
『海街チャチャチャ』は、浦項の海の街を背景にしたヒーリングロマンスで、最高視聴率11.4%(ニールセンコリア、首都圏世帯基準)を記録して人気を得ている。10月6日に浦項市での撮影が終了した。
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