人気ドラマ『ペントハウス』に出演した女優チョ・スミンとの契約問題と関連して、所属事務所Awesome ENTが公式立場を発表した。
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9月6日、Awesome ENTは公式立場を発表し、「チョ・スミンと2018年に専属契約を締結し、専属契約上の義務を誠実に遵守してきた」とし、「俳優の長い演技活動の空白にもかかわらず、ブラウン管復帰のための支援を惜しまず、安定的な活動を導いてきた」と強調した。
続いて「今年5月、チョ・スミンは当社の専属契約の解除を通知し、専属契約に基づいて自ら、または第三者を通じて芸能活動をすることができないにもかかわらず、他の所属事務所と契約しようと試みて訴訟を提起した」とし、「これに対して当社は、法務法人を通じて適法な手続きの中で法的対応中」と明かした。
先立って同日、法曹界によると、ソウル中央地裁・民事合意50部は最近、チョ・スミンが所属事務所を相手に起こした専属契約効力停止仮処分訴訟で、原告（チョ・スミン）の一部勝訴の判決を下した。
チョ・スミン側は2018年8月にAwesome ENTと7年間の独占専属契約を結んだが、所属事務所が広告やドラマなどの芸能活動を行う機会を十分に提供せず、芸能活動の契約内容や日程を伝えないなどの違反を行ったと主張した。そして今年5月、契約解除の意思を伝えた。
また、作品撮影中、所属事務所の未熟な措置で事故に遭い、その後もまともな保護を受けられなかったとした。撮影中の事故とは、『ペントハウス』の撮影をしながら発生したとされる。
裁判所は、「信頼破綻の責任の所在は別論としても、債権者（チョ・スミン）と債務者（所属事務所）の信頼関係が崩れて契約を維持することが難しい程度に達した」とし、「チョ・スミンは本案訴訟に対する裁判所の判断に先立って、仮処分を求める権利がある」と判断した。
続いて「本案判断が長期化する場合、残りの契約期間中にチョ・スミンの独自的な芸能活動は制約されることが予想され、これは単純な経済的側面を超え、チョ・スミンの職業選択の自由と活動の自由など基本権に関する侵害要素として作用する恐れがある」と伝えた。
Awesome ENTの公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、Awesome ENTです。
Awesome ENTと俳優チョ・スミンの双方間で締結した専属契約と関連し、公式立場をお伝えします。
当社はチョ・スミンと2018年に専属契約を締結しており、専属契約上の義務を誠実に遵守してきました。俳優の長い演技活動の空白にもかかわらず、ブラウン管復帰のための支援を惜しまず、安定的な活動を導いてきましたし、専属契約を締結後、一度も契約上の義務に違反した事実がありません。
しかし今年5月、チョ・スミンは当社の専属契約の解除を通知し、専属契約に基づいて自ら、または第三者を通じて芸能活動をすることができないにもかかわらず、他の所属事務所と契約しようと試みて訴訟を提起しました。これに対して当社は、法務法人を通じて適法な手続きの中で法的対応中です。
今日報道された「“ペントハウス”チョ・スミン、専属契約効力停止仮処分勝訴」内容の一部を正さなければならない部分があり、下記のようにお知らせします。
1.専属契約効力停止仮処分訴訟の結果、所属事務所の過失が明示的に認められたわけではなく、所属事務所の過失で撮影中に事故が起きたこともなく、契約未締結、契約内容未告知などは決定文で具体的に適示されたものはありません。
2.また重要なことは、信頼関係破綻の“原因”が誰にあるかどうかであり、その程度についても判断されたものはありません。
3.それゆえに本案訴訟で信頼関係が破綻したかどうか、信頼関係破綻の原因と破綻の寄与程度などが争われる予定です。
Awesome ENTは、上記の訴訟で専属契約違反の責任を明確するつもりであり、早急な問題解決のために努力します。ありがとうございます。
◇チョ・スミン プロフィール
1999年3月5日生まれ。2006年にドラマ『ソウル1945』で子役としてデビュー。子役としてキャリアを積み、ドラマ『透明人間チェ・ジャンス』（2006）に出演した際は、子役とは思えないクオリティの英語力と演技力を披露し、子役としての地位を確立した。2009年から2019年の10年間は作品に出演しておらず、学生時代を過ごす。その後、韓国外国語大学中国言語文化学科に入学し、2019年に芸能界にカムバックした。『ペントハウス』シーズン1（2020）では“衝撃の転落シーン”を演じて大きな話題になるなど、今後が楽しみな若手女優の1人。
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