日本の人気女優、綾瀬はるかが新型コロナに感染し、入院したことが韓国でも話題になっている。理由は大きく2つある。
ひとつは、人気女優のコロナ感染に対して、心配だけでなく、様々な意見が出ているからだ。その意外性を理由つきで報じる韓国メディアが多い。
例えば、「綾瀬はるか、新型コロナ感染→病院入院に日本の世論冷ややか“不公平だ”」という『Newsen』の記事では、「有名人だから入院できた。不公平だ」「有名人、著名人、高位職が好き勝手にできるのは、優先的に治療を受けられるからだ」といったオンライン上の不満を紹介し、「現在日本では新型コロナで救急搬送されても、入院先を見つけることができず、自宅療養をするしかなくて死亡するケースも少なくない」と報じた。
『毎日経済』も「日本のトップスター、綾瀬はるかのコロナ入院に悪質コメントが溢れる理由は？」と見出しを打ち、「ネット上では心配と同時に、批判の声が出ている。新型コロナの感染拡大で、一般人の場合、病院治療や入院が難しい最近の状況から、特別な恩恵ではないかという指摘だ」と伝えた。
「国民的な俳優、綾瀬はるかが新型コロナ感染…応援ではなく批判が溢れた理由は？」という記事を掲載した『マイデイリー』は、「このニュースが伝えられると、オンライン上を埋め尽くした反応は“やっぱり有名人なら入院できるのか”という冷笑だった」とし、「日本の医療崩壊が現実化している」「新型コロナに感染した妊婦が入院する病院を見つけることができず、自宅で出産し、新生児が死亡するなど、悲劇的な事故が続いた」と、日本の現状を紹介した。
綾瀬はるかの入院が注目されている理由のもうひとつは、そもそも彼女が韓国でも存在を知られているからだ。
彼女は、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』『ホタルノヒカリ』などを通じて、韓国でも多くのファンを持っている。「『ホタルノヒカリ』日本の国民的女優、綾瀬はるかが新型コロナで入院」（『文化日報』）と、作品名を見出しに入れた韓国メディアもあった。
ただ、彼女の名を最近になって再び知らしめたのは、韓国の俳優ノ・ミヌと熱愛説だろう。
「“ノ・ミヌと熱愛説”の綾瀬はるか、新型コロナに感染…肺炎症状で入院」（『OSEN』）という記事があるように、昨年7月に飛び出した2人の意外な熱愛説は韓国でも大きな話題になった。
最初に伝えたのは日本の週刊誌『女性セブン』で、「2人の交際が始まったのは2年ほど前のこと」とし、「デートは2人きりでは会わないなど、細心の注意を払って」極秘交際をしたと報じた。
しかしノ・ミヌの所属事務所は多数の韓国メディアに対し、「綾瀬はるかさんとの熱愛説は事実ではない」とコメント。日本での報道を否定した。また綾瀬はるかの所属事務所も「友人だが、それ以上の関係ではない」と否定し、熱愛説はハプニングに終わった。
いずれにしても日本を代表する人気女優のコロナ感染は、韓国でも注目を集めている。様々な意見はあるが、一日も早い回復を願うばかりだ。
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