BIGBANGの元メンバー、V.I(スンリ、本名イ・スンヒョン)が再び法の裁きを受けることになる。
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海外投資家への性売買斡旋や常習賭博などの容疑で実刑宣告され、法廷拘束されたV.Iが1審判決を不服として控訴した。
去る8月12日、京畿・龍仁(ヨインイン)市に位置する地上作戦司令部の通常軍事裁判所で行われた1審宣告公判で、V.Iは性売買斡旋、横領、特殊暴行教唆など9つの容疑で懲役3年の実刑と追徴金11億5690万ウォン(約1億1570万円)を宣告された。
裁判所は性売買斡旋、性売買、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)、常習賭博、外国為替取引法違反、食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反、特殊暴行教唆の容疑など、V.Iのすべての容疑を有罪と判断した。
1審では、大衆の注目を集める有名芸能人という立場で犯罪に走った事実について、「社会的な余波と影響力が大きいにもかかわらず違法を犯した」と強調した。また、「誤った性認識を持って性の商品化をしており、それによって被告人が利益も享受した。社会的害悪が少なくない」とし、「正しくない行動であることを知りながら犯罪に走るなど、それに相当する処罰が必要だ。他の人に責任を転嫁して容疑を認めていない」と、量刑理由を明らかにした。
しかしV.Iが裁判所に控訴状を提出しながら、事件は再び裁判所の判断を受けることになった。
その間、V.Iは容疑のほとんどを否認してきたため、今回の控訴はある程度予想された手順ではある。常習賭博と関連して彼は、「海外ミュージックフェスティバル訪問当時、すき間時間を利用した」と主張しながら容疑を否認した。また、カカオトークの団体トークルームの会話で「よくしてくれる子たちで」と打った部分についても、「iPhoneの自動完成機能のミス」「“よく遊ぶ子たち”の誤打」と抗弁している。
V.Iが1審判決を不服として控訴状を提出したことも、これまで否定してきた容疑がすべて有罪となったことを受け入れることができないという趣旨であると解釈される。
では、現在軍人の身分で法廷拘束されたV.Iは、今後どこで裁判を受けることになるのだろうか。
拘束令状が発行されたV.Iは、陸軍55師団・軍事警察隊の未決囚収容室に収容されたが、8月19日に提出された控訴状と一緒に裁判が再開されると思われる。去る3月に入隊したV.Iは、20回にわたって裁判が続きながら、残りの服務期間は約1カ月のみとなった。V.Iは軍人の身分を維持したまま控訴審裁判を受けることになる。
しかし控訴審裁判は、民間裁判所で行われる可能性もある。刑が確定していない未決囚の身分で拘禁された場合、軍服務期間が認められることもあるため、2審裁判は服務期間を満たして除隊した後、居住地の管轄高等裁判所で行われることも考えられる。
2006年にBIGBANGの“末っ子メンバー”としてデビューしたV.Iは、『LIES』『LAST FAREWELL』『HARU HARU』『BANG BANG BANG』など、数多くのヒット曲を発表し、K-POPを代表するアーティストに成長した。V.Iはソロ歌手としても『Strong Baby』『1, 2, 3!』などの曲で活動した。
しかし2019年1月、韓国芸能界を騒がせた、いわゆる「バーニングサン事件」の中心人物とされると、いくつかの疑惑に包まれてBIGBANGから脱退し、事実上芸能界から退場となった。
BIGBANGメンバーとV.Iの交錯した明暗も苦々しい思いを抱かせる。V.Iが控訴状を提出した日は、奇しくもBIGBANGのデビュー15周年記念日だった。V.IはG-DRAGONらと2006年8月19日にデビューした。
この日、V.Iを除くG-DRAGON、T.O.P、SOL、D-LITEは、デビュー15周年を祝うコメントをSNSに上げて注目された。4人は昨年3月、YGエンターテインメントと早々に再契約を終え、変わらないチームワークを見せている。
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