韓国のラッパーUber Def(本名ユン・ギョンミン)が、女子更衣室を盗撮した疑いで立件された中、悔しいという立場を示した。
8月5日、ソウルの松坡(ソンパ)警察署などによると、ラッパーのUber Defを「性暴力犯罪の処罰などに関する特別法」違反(カメラ撮影)の疑いで立件したという。
彼は昨年6月、済州島(チェジュド)のリゾートでプロモーションビデオの撮影中、女性モデルが使っていた脱衣スペースにカメラを設置した容疑がもたれている。
そして今年2月、ソウル江北(カンブク)警察署が捜査を開始し、その後、事件発生地である済州道西帰浦(ソグィポ)警察署に移送されていた。西帰浦警察署は今年6月、Uber Defを在宅起訴。同事件は、済州地検が先月東部地検に移送し、東部地検は松坡警察署に捜査を要請していた。
しかしUber Defは、自分を告訴したプロモーションビデオの監督A氏から、引き続き脅迫されていると主張。SNSを通じて、「2019年夏、済州島でミュージックビデオの監督と撮影スケジュール中に、(撮影)分量の問題が発生し、撮影自体が取り消しになった」とし、「以後(監督から)脅迫を受けることとなった」と明らかにしている。
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そして、「撮影場所は女性更衣室ではなかったし、盗撮というのは“意図性”を持たなければならないが、問題の映像は私が監督の装備をあちこち触ったところで、女優もすべて見ることができる化粧台の上に置いただけ」と説明した。
続いて、「隠しカメラと言えば、隠密に隠さなければならないが、タオルで隠したという主張も事実無根」とし、「捜査の過程で、映像内容物に対して強奪と暴行を犯したということに対しては、弁護士と一緒に議論したあと、誣告罪(虚偽告訴罪)で起訴する計画」と明らかにした。
Uber Defによると2020年、済州島でプロモーションビデオ監督のA氏と撮影スケジュール中、分量の問題で撮影が白紙となった。撮影終了後、女子更衣室での盗撮について、A氏から引き続き脅迫を受けていたという。
なお同日、とある韓国メディアは、ラッパーのB容疑者が「性暴力犯罪の処罰などに関する特別法」違反(カメラなど利用撮影)の疑いで立件され、警察の捜査を受けていると報道した。この報道に対し、Uber DefがB容疑者だと名指しされたため、ミュージックビデオ監督のA氏に脅迫されたと主張した。
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