故チャン・ジャヨンさんの前所属事務所代表が、俳優カン・ハヌルの所属事務所THカンパニーの代表と女優ユン・ジオに、それぞれ5億ウォン(約5000万円)の損害賠償請求訴訟を提起した。
【注目】ユン・ジオが立場を表明…特大スキャンダルとの関連は?
7月2日、故チャン・ジャヨンの前所属事務所代表キム氏(原告)の法律代理人である法務法人ダダム側は、「チャン・ジャヨンの前所属事務所ザ・コンテンツエンターテインメント代表取締役であった原告は、7月1日、ソウル中央地方裁判所に映画俳優カン・ハヌルの所属事務所THカンパニー代表のキム・テ〇とタレントのユン・ジオ(本名ユン・エヨン)を相手に、それぞれ5億ウォン、計10億ウォン(約1億円)規模の損害賠償請求訴訟を起こした」と述べた。
原告は、THカンパニーのキム代表が敵意を持って“チャン・ジャヨン事件”の調査で陳述を覆し、横領・暴行、性接待の強要などがなかった伸べ、自分に被害を与えたと主張した。
また、自分の所属事務所で7カ月間だけ練習生として活動したユン・ジオに対しても、「芸能人として活動した事実がないという点からも確認できるように、(ユン・ジオは)原告と所属事務所ザ・コンテンツ、チャン・ジャヨンをはじめとするザ・コンテンツ所属俳優をめぐる内容について十分に知らない」とし、「書籍『13番目の証言』(原題)の広報などのために、原稿をさらに悪意を持って描写したと疑われる」と述べた。
最後に原告側は、カン・ハヌルのマネージャーだったキム代表と、ユン・ジオについて「自分たちの利益のために故人を徹底的に利用した」とし、「12年間も原告がチャン・ジャヨンの死の原因となった当事者の一人として世間に認知されるようにした。原告が被った物質的・精神的被害は回復できないレベル」と主張した。
“チャン・ジャヨン事件”とは、女優チャン・ジャヨンが2009年3月、起業家や大手新聞社関係者、芸能事務所関係者らに性的暴行を受けたと暴露してこの世を去った事件のこと。当時、韓国芸能界を揺るがす特大スキャンダルとなったが、調査もまともにされず、真相が明らかになることはなかった。
チャン・グンソクの主演映画『きみはペット』などに出演したユン・ジオは、自らを“チャン・ジャヨン事件”の唯一の証人と主張し、書籍まで発表するなどして大きな注目を集めたことで知られる。
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