北朝鮮の内情を描いた『トゥルーノース』が栄誉賞を獲得、『プペル』西野亮廣氏とのイベントも実施

2021年06月14日 映画

脱北者や元看守らの証言をもとに北朝鮮強制収容所の内情を描きつつ、過酷な環境下で家族とその仲間たちが生き抜く姿を描いた衝撃作『トゥルーノース』が、国際的なアニメ作品に贈られる栄誉ある賞を獲得した。

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6月4日に全国公開された直後、SNS上では「今年1番の大傑作。一人でも多くの人が観ることで人命が救える」「衝撃で上映後しばらく席から動けなかった」といった絶賛の声が上がっている本作。草の根的に口コミが広がり、上映館でも週末満席の回が出るなど、コロナ禍の映画館自粛営業を吹き飛ばす大反響となっている。

そして今回、オーストリア・リンツで6月14日に発表された、メディア・アートの世界的イベント「アルス・エレクトロニカ2021」にて、コンピューターアニメーション部門の栄誉賞を受賞したことが発表された。同賞は過去、インタラクティブアート部門で坂本龍一×岩井俊雄の「Music Play Images×Images Play Music」も受賞するなど、“メディア・アートのアカデミー賞“と称されている。

(写真提供=東映ビデオ)

ほかにも、アニメ映画の世界最高峰を選ぶアヌシー国際アニメーション映画祭の「長編コントルシャン部門」にノミネートされるなど、すでに海外でも絶賛されている。

また来たる6月18日には丸の内TOEI2にて、清水ハン栄治監督と『えんとつ町のプペル』で知られる西野亮廣氏によるトークイベント付き上映会も決定した。

上映後のトークでは、初挑戦で自身の映画作品がアヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートされる快挙となった2人が、海外で絶賛されたそれぞれの作品秘話など熱く語り合うなど、盛りだくさんの内容が予定されている。

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