元Wanna Oneカン・ダニエルと彼の所属事務所が契約問題をめぐって議論を繰り広げる中、韓国を代表する音楽団体たちが事態を収束するために動き出した。
元より、複数の音楽関係者たちは「双方の円満な解決が望めない場合は、今回の件を静観していられない」と口を揃えていた。“新人スターの突然の契約破棄”という、韓国芸能界にとって良くない前例が生まれるのを防ぐためだ。
この意見を実際の行動に移したのが、「韓国芸能制作者業界」と「韓国マネジメント連合」だ。2つの権威ある音楽団体が問題の解決に乗り出したいま、事態は新たな展開を見せることが予測されている。
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1992年に設立された韓国芸能制作者業界は、韓国を代表する大衆文化芸術団体だ。アルバム制作、公演活動、マネジメントといった芸能、音楽産業の専門企業たちで構成されている。
韓国芸能制作者業界の高位関係者は最近、カン・ダニエルの所属事務所LMエンターテインメント側に「当団体による仲裁や、手助けが必要なときは連絡してほしい」と伝えたという。
同団体の別の関係者は、 「カン・ダニエルの現所属事務所LMエンターテインメント側が仲裁などを要請すれば、緊急理事会や常任委員会など、形式を問わず団体内部で協議を始める」としている。
しかしながら、LMエンターテインメントからの要請は未だにないという。現在はカン・ダニエルの合意を導き出すのが最優先だと判断してのことだろう。
一方で、2016年に設立された音楽プロデュースの専門家たちによる団体、韓国マネジメント連合は今回の件を一層深刻にとらえている。