同団体のある関係者は「現在、“すぐにでも執行部会議を執り行う”と公式的に知らされた状況だ。カン・ダニエルの事態に関して具体的なファクトを把握し、意見を交わす場が用意されるだろう」と明かした。
また、同団体の執行部である別の関係者は、こう話している。
「最終的には、双方が合意点を導き出すことを望んでいる。しかし、円満な解決に至らずLMエンターテインメント側が無念な思いをするような状況に直面すれば、同じ立場としては決して見過ごせない。
そうなった場合は、同業者が力を合わせて行動を起こすしかない。スムーズな合意に至らない場合、いかなる形であれ我々が介入する可能性は99%だ」
これに先だって、カン・ダニエルは去る2月1日、LMエンターテインメントに「2月28日までに契約内容の修正、それに関する協議がされない場合は専属契約が解除されたとみなす」との内容証明を送っている。
その後、LMエンターテインメントは円満な合意に尽力する姿勢を見せたが、カン・ダニエルは公式ファンサイトを通じて「所属事務所と紛争中」と明かした。
LMエンターテインメント側は、カン・ダニエルの内容証明代理人として出向いた香港出身の女性A氏と接触しているという。音楽関係者らは、A氏は財力が優れる人物でも、マネジメントの経歴を持つ人物でもないと証言している。
カン・ダニエルと親交を深め、韓国の投資家を物色していたらしいA氏。“芸能界の大口”と呼ばれるB氏に投資を促したが、B氏は最近悪化した世論を理由に難色を示しており、厳しい現状に立たされている状況だという。
今回の事態を見守っていたある音楽関係者は「カン・ダニエルはLMエンターテインメントとの契約書に判を押した。本人が納得しようがしまいが、法的にはまったく問題のない契約だ。もちろん、LMエンターテインメントが契約を破棄するほどの過ちを犯したわけでもなく、責任に問われるほどの明確な理由はない」と話した。
さらに、今回の件で芸能事務所が負うことになるリスクも説明している。