成熟した女優たちが韓国大手ポータルサイトのリアルタイム検索ワードを独占した。女優キム・ソンリョン（53）に続き、女優キム・イェリョン（54）と50代の女優たちがホットイシューとなっている。
【写真】キム・イェリョン、54歳の“おばあちゃん”には見えない童顔
若い頃から着実に活動してきた彼女たちが、今になってからスポットライトを浴びている理由は何か。
キム・イェリョンは12月22日に放送されたTV朝鮮のバラエティ番組『妻の味』（原題）に出演し、視聴者たちの視線を奪った。デビュー29年目の女優である彼女は、これまで数多くのドラマに出演してきたが、その名前が検索ワードの上位にランクインし、話題の人物になったことはそれほど多くない。
2017年、韓国代表出身の野球選手ユン・ソンミンが結婚した際、お相手がキム・イェリョンの娘であることがわかり、大きな関心を受けた。しかし、その後はそれほど注目を集めておらず、前出の番組に出演したことでスポットライトを浴びている。
人々がキム・イェリョンに急激に関心を示した理由は、ユン・ソンミンが一緒に番組に出演したからではなかった。54歳という年齢が信じられない美貌が、大きな理由だった。番組終了後、SNSやオンラインコミュニティでは、歳月を感じさせないキム・イェリョンの“童顔”に関心が集中した。
女優キム・ソンリョンの話題性は、もはや業界で定番だ。ミス・コリア出身の女優として活動したキム・ソンリョンは、不惑が過ぎた時点で広告界に君臨するホットスターとなった。
彼女も年齢をまったく感じさせない光る美貌で、大衆の視線を掴んだ。最近ネットフリックスで公開された映画『ザ・コール』など、話題作で存在感を示すことはもちろんのことだ。
多くの関係者は「年齢に負けない若いルックスが関心の秘訣のようだ。どうやって変わらず美貌を維持しているのかという関心から、人々がその名を検索し、検索ワードの上位にランクインしている」と口を揃える。
しかし、すべての童顔女優や美人女優が話題の人物になるわけではない。では、彼女たちの秘訣はどこにあるのか。
とある業界関係者は、「子供世代と親世代が同時に知っている女優なので、話題性が大きくなるようだ」と分析した。そして「キム・ソンリョンは『相続者たち』など、視聴者の年齢層が低いドラマに出てきて、その真価が確認された」と話した。
たしかにキム・ソンリョンは『相続者たち』だけでなく、『美男＜イケメン＞ですね』などのトレンディドラマに出演しており、キム・イェリョンも『太陽を抱く月』『サム、マイウェイ～恋の一発逆転！～』などヒット作に登場しながら、若い視聴者層にもお馴染みの女優となり、世代を超えて話題性を持つようになったといえる。
同時に「最近は60代以上もネット検索に関心を見せている。それだけ世代を問わずスターや俳優が話題になるだろう」と付け加えた。
それだけではない。前出の関係者は「キム・ソンリョンはファッション誌のグラビアにもよく登場する。ファッショナブルでトレンディというイメージを与えており、その年齢でファッション誌のグラビアを飾ること自体が容易ではないため、憧れの対象となる」と述べた。
また別の芸能関係者は「キム・ソンリョンは自己管理する様子や、サーフィンなど若者がやりそうなことにも挑戦する姿が注目を集めている。“年齢を重ねてもかっこいい、若い自分よりすごい”となり、若い層の関心も受ける。そのイメージが積み重なっていくと、今度はどんな活動を見せるかが気になり、再び検索されて上位にランクインすることになる」と説明した。
バラエティ番組も話題性を高める活動といえる。放送後もずっと検索ワードに入っていたキム・イェリョンについては、「『妻の味』の話題性と相乗効果を起こした。バラエティ番組の威力がすごい」と話した。
キム・ソンリョンも気さくな性格を生かし、現在はtvNのバラエティ番組『私は生きている』（原題）に乗り出すなど、バラエティ出演もいとわない。ここに来て、オールラウンドプレーヤーとなっている。
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