私生活の疑惑が浮上した俳優イ・イギョンが、日本ドラマで新たなスタートを知らせた。
今回はK-POP企画会社の代表に変身する。
所属事務所SANGYOUNG ENTは12月1日、「イ・イギョンが日本TBSの金曜ドラマ『DREAM STAGE』に出演する」と明らかにした。
同作品はK-POP産業を背景に、業界から追いやられたプロデューサーと韓国人練習生7人が、世代と国籍を超えて夢を目指して進む熱い旅路を描く。主演は中村倫也で、ハ・ヨンス、イ・イギョン、キム・ジェギョンらの出演も伝えられ、日韓双方のファンから期待を集めている。
イ・イギョンは劇中、大手音楽企画会社「Bouquet Music」の代表チェ・ギヨン役を務める。「世界に音楽の花束を」を口癖のように語る穏やかな外面とは裏腹に、完璧と勝利に執着する人物であり、新人ボーイズグループ「TORINNER」を頂点に押し上げるためには手段を選ばない冷徹な黒幕だ。
『私の夫と結婚して』と『FACE ME』で強烈な悪役として好評を得た彼が、今回は日本ドラマを通じてまた別の顔を見せる。『DREAM STAGE』は2026年1月から毎週金曜22時に放送される予定だ。
今回の日本ドラマ出演はイ・イギョンにとって、最近の私生活疑惑や番組降板論争といった逆風の中で伝えられた朗報といえる。
先立ってイ・イギョンは、自身をドイツ人と名乗った女性Aさんから私生活を暴露された。AさんはSNSに過激なメッセージや写真を公開したが、イ・イギョン側は「虚偽事実の流布だ」として強硬対応の方針を示した。
その後、Aさんは「AI写真を用いて捏造した」と謝罪したものの、「証拠はすべて本物だった」と翻したことで混乱が拡大した。
これに対しイ・イギョンは自ら告訴状を公開し、「令状が発付された後、容疑者が特定される」「ドイツにいるなら直接訪ねて告訴する。悪質な書き込みにも情状酌量はない」と述べ、強い立場をあらためて示した。
また彼は、バラエティ番組『遊ぶなら何する?』(原題)を降板した背景についても口を開いた。「私生活のデマを理由に降板を勧められ、自主降板した」と述べ、「以前の“麺すすり(面食い)騒動”の時も、制作陣の要請である場面が編集され、文脈が歪曲された」と暴露した。
その後、制作陣は公式謝罪文を発表した。
相次ぐ論争の中でも俳優としての歩みを止めなかったイ・イギョンだが、私生活の疑惑については決着がついていない。そうした状況下で日本ドラマへの出演が決まり、期待と不安が交錯している。
(記事提供=OSEN)
◇イ・イギョン プロフィール
1989年1月8日生まれ、ソウル出身。2012年の映画『白夜』でデビュー。ドラマ『ゴー・バック夫婦』『ウラチャチャ!?~男女6人恋のバトル~』『ジャスティス-検法男女-』など数多くの作品に出演。特に『私の夫と結婚して』では、主人公を苦しめる“最低な夫”を見事に演じて話題に。バラエティ番組でも活躍し、歌手としてもヒット曲『定時退勤』を徳永ゆうきとコラボするなど、マルチな才能を見せている。
■【画像】「性的暴行をほのめかされた」と暴露…イ・イギョン、出演番組にも影響か
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