香港で大規模火災により大きな人的被害が発生しているなかで、同地で明日(11月28日)から開催予定のK-POP授賞式「MAMA AWARDS」も非常事態となっている。
11月27日、授賞式を主催するMnet側は、開催の可否について「協議中」という慎重な立場を維持している。
一方で、一部の韓国メディアが報じたところによると、関係者が緊急会議を開き、イベントを実施する方向で意見をまとめたという。
今年の「MAMA AWARDS」は11月28日~29日の2日間、香港の大型公演会場・カイタックスタジアムで開催される。出演アーティストの多くはすでに韓国を出国し、前日にはリハーサルも行われた状況だ。
しかし11月26日午後、香港では高層集合住宅で火災が発生。11月27日早朝、消防当局によると、これまでに44人が亡くなった。現在、数百人が行方不明となっている。世界的なK-POPフェスティバルを開催するには適切とはいえない状況だ。
それでもイベントが目前に迫っており、現実的に中止が難しい状況で、授賞式そのものは実施する方向と報じられている。
現在、制作陣は被害者への慰問と哀悼を込めた形式で台本を修正するとともに、演出の再整備も進めているという。特に、出演アーティストの中で「火」や「炎」を扱う演出が予定されていたチームについては、歌詞およびVCRの修正作業も進行中だと伝えられた。
「MAMA AWARDS」は数あるK-POP授賞式のなかでも、トップといえる一大イベントだ。
今年も豪華なメンバーが出演を予定しており、すでにStray Kids、IVE、i-dle、RIIZE、ENHYPEN、TOMORROW X TOGETHER、ZEROBASEONE、NCT WISH、ALLDAY PROJECTなどが、香港に向けて出国した。
本日(11月27日)も数多くのアーティストが出国しており、授賞式でプレゼンターを務める俳優たちも28日に出国する予定だ。
想定外の火災という難しい状況のなかで、「MAMA AWARDS」がどのような判断を下すのか注目される。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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