歌手チョン・ソミが「赤十字マーク」を無断使用したとされ、告発された。
11月7日、ソウル城東(ソンドン)警察署は「この日、チョン・ソミおよびBeaubbleコリア代表取締役A氏らに対し、大韓赤十字社組織法違反の容疑で告発状が受理された」と明らかにした。
チョン・ソミは昨年、コスメ事業を開始して話題を集めたが、彼女がローンチしたビューティーブランドの製品に「赤十字マーク」が使用されていたのだ。
告発人の身元は公表されていないが、「赤十字の標章が商業的な文脈で繰り返し使用される場合、救護現場での信頼と中立性が損なわれる恐れがある」と主張していると伝えられている。
大韓赤十字社組織法第25条は、「赤十字社、軍医療機関、または赤十字社から使用承認を受けた者以外が、事業用または宣伝用に白地に赤いギリシャ式十字を表示した赤十字標章、またはこれに類似する標章を使用してはならない」と定めている。
これに先立ち、チョン・ソミとBeaubbleコリアがローンチしたビューティーブランドは、大韓赤十字社のロゴを無断使用したとして議論を呼んでいた。
これを受けブランド側は11月6日、公式SNSに謝罪文を掲載し、「新製品『Hue Spread Stick』のローンチを広報するため制作したスペシャルPRキット『感情応急処方キット』は、感情からインスピレーションを受けたカラーと、その感情を癒す小さなグッズで構成されたパッケージであり、実際の医療または救護活動とは一切関係がない」と説明した。
続けて「しかしPRキットでこのコンセプトを視覚的に表現する過程で、大韓赤十字社の象徴と類似して認識される可能性のある要素が事前承認なく含まれてしまうという過ちがあった。赤十字標章が持つ歴史的・人道的意味および法的保護の重要性を十分に認識できていなかった点を深くお詫び申し上げる」と謝罪した。
また「現在、該当デザインおよび関連コミュニケーション素材の使用を即時中止し、必要な訂正および再発防止措置を進めている」とし、「問題要素を含むデザインおよび関連コンテンツ(画像・映像・SNSなど)の掲載を全面的に中止した。さらに、すでに流通されたPRキットのパッケージの回収および再制作も進めている」と説明した。
さらに「大韓赤十字社と協議のもと必要なすべての措置を誠実に履行するための議論を開始しており、その結果も共有する」とし、「今後はブランド企画およびデザイン段階から法的・倫理的な検討プロセスを強化し、全役職員を対象に定期的な倫理・コンプライアンス教育プログラムを実施し、このような事態が二度と発生しないよう努める」と伝えた。
しかし謝罪と今後の対策を発表した翌日、告発される事態に発展した。
(記事提供=OSEN)
◇チョン・ソミ プロフィール
2001年3月9日生まれ。カナダ出身で、父がオランダ系カナダ人、母が韓国人のハーフ。2016年1月から放送された韓国Mnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン1に出演し、優勝を果たす。同年5月、ガールズグループI.O.Iのメンバーとしてデビュー。2017年1月のI.O.I解散後、JYPエンターテインメントからYGエンターテインメント傘下のTHEBLACKLABELに移籍。2019年6月、1stミニアルバム『BIRTHDAY』でソロデビューを果たした。身長172cm、体重46kgの美スタイルで知られる。
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