俳優チョン・ウソン(52)との間に生まれた息子を突如公開したモデル出身のムン・ガビ(35)が、自身の投稿写真を利用したAI生成によるデマ流布に怒りを示した。
ムン・ガビは11月5日午後、自身のインスタグラムを更新。息子の後ろ姿が映った親子写真を公開するとともに、「先月30日、数枚の写真で私の近況を共有しました」と書き出した長文で次のように伝えた。
「母と息子の平凡な日常、子どもの姿が写った写真でしたが、私は自分の子どもの顔がそのままあらわれた写真や映像はどこにも公開しませんでした。
にもかかわらず、私とはまったく関係のないとあるアカウントが、私が投稿した写真を同意なく無断で使用し、あたかも私が子どもの顔を公開し、インタビュー形式の公式コメントを残したかのような投稿が上がってきました。
その映像の中の私と子どもの姿、そしてその下に添えられた文章はすべて事実ではなく、明白な虚偽であり、原本の写真を利用して無断で作られたAI(人工知能)合成映像です。
子どもの実際の姿ではない虚偽の写真・映像を含め、母と子の日常を歪曲させる法律に違反する行為は、これ以上控えてください。お願いいたします」
ムン・ガビは10月30日、インスタグラムで息子が写った写真を複数枚投稿した。写真では息子にモザイクやぼかし処理こそしていなかったものの、後ろ姿のみを写したり、顔を帽子で隠したりするなどの配慮はなされていた。
何より、その息子が俳優チョン・ウソンの“唯一の実子”であり、“婚外子”であることからムン・ガビの投稿は大きく注目された。彼女は昨年11月に息子の出産を報告すると、その数日後に父親がチョン・ウソンであることが発覚し、社会的な波紋を呼んだ。
チョン・ウソンの所属事務所アーティストカンパニーは「ムン・ガビ氏がSNSに公開した子どもは、俳優チョン・ウソンの実子で間違いない。子どもの養育方法について最善の方向を議論中であり、最後まで責任を果たす」と事実を認めた。チョン・ウソン本人も同年の青龍映画賞で「父親として息子に対する責任を最後まで果たす所存です」と言及している。
ただ、チョン・ウソンにはムン・ガビと別に長年交際した恋人がおり、ムン・ガビとの息子が生まれた後、その恋人と婚姻届を提出して法的に夫婦になったことも明らかになっている。
そんななかで今回、チョン・ウソンとの間に生まれた子どもの近況写真を公開したムン・ガビが、ネットユーザーによるAIを利用したデマ情報に強い憤りを表していた。
◇チョン・ウソン プロフィール
1973年4月22日生まれ。韓国・ソウル出身。身長187cm。1994年の映画『KUMIHO/千年愛』で俳優デビューし、映画『私の頭の中の消しゴム』『グッド・バッド・ウィアード』『監視者たち』『スティール・レイン』『ハント』『ソウルの春』、ドラマ『アスファルトの男』『ATHENA -アテナ-』『パダムパダム ~彼と彼女の心拍音~』『愛していると言ってくれ』などで主演を務めた。2011年にはフジテレビ系列ドラマ『グッドライフ ~ありがとう、パパ。さよなら~』に出演。2016年には映画『私を忘れないで』で主演と制作を務め、2023年には映画『ザ・ガーディアン/守護者』で監督デビューを果たした。
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