15歳以下を対象にしたK-POPオーディション番組『UNDER 15』の最終デビューメンバー2人による専属契約効力停止の仮処分申請について、制作会社クレアスタジオが立場を示した。
9月16日、クレアスタジオは「制作陣は出演者たちの仮処分申請のニュースを当日午前の記事で知った状況であり、いまだに何の通知も受けていない」と伝えた。
続けて、「ただし『UNDER 15』の出演者2人は、以前から数十回にわたる制作陣の面会要請を拒否してきており、約1カ月前に制作陣に一方的にチーム脱退を通知するメッセージを送ってきた。その後、2人は合宿などいかなる関連スケジュールにも参加していない」と説明した。
クレアスタジオは「『UNDER 15』制作陣は放送中止後、子どもたちが感じる挫折感を少しでも和らげようと、放送を公開する方法を模索し懸命に努力したが、ことごとく道が閉ざされた。特にグローバルアイドルを作るために構成された最終デビューメンバーには韓国のメンバーだけでなく、夢を実現するために海外から来たメンバーも含まれている。制作陣は外国人メンバーのために彼らの母国でも放送できるよう制作会社レベルで模索してきたが、それはあくまでグローバルメンバーのための放送送出の努力であり、制作陣が東南アジアでの活動を言及したことはない」と強調した。
さらに「子どもたちに東南アジアでの活動を強要したというのは、『UNDER 15』の放送やそこに参加した幼い参加者たちの夢を踏みにじる悪意ある記事だ。確認されていない事実や憶測は控えてほしい。刺激的な記事には法的に対応する」と付け加えた。
同日、『UNDER 15』最終デビューメンバーのうち2人は、法的代理人を通じて専属契約効力停止の仮処分申請書を提出したと明らかにした。
最終デビューメンバーの2人は「韓国国内での放送および活動が不可能になったことで、莫大な制作費損失を埋め合わせるため、所属会社は子どもたちの未来や夢に関するいかなる協議もなく、不可能な約束を乱発し、合宿を強要し、東南アジアを含む海外デビューおよび活動まで企画するに至った。子どもたちの同意や協議もないまま進行している一連の過程は、憲法と大衆文化芸術産業発展法が保障する児童の基本権を重大に侵害している」と主張した。
また、「失敗したプロジェクトの責任を未成年の子どもたちにそのまま押し付ける不当かつ非倫理的な行為だ」とし、締結された専属契約は、所属芸能人である子どもたちにのみ過度な違約金を課し、所属会社が一方的に契約を第三者に譲渡できるよう規定するなど、多数の不公正な条項を含んでいるため、契約全体がもはや効力を維持できないと主張した。
なお、オーディション番組『UNDER 15』は、3月31日に韓国MBNで初放送される予定だったが、児童の性的搾取との批判に直面し、編成が取り消された。
その後、『スター・イズ・ボーン』に名前を変えてKBS JAPANを通じて放送しようとしたが、国内外の厳しい世論を考慮し、KBS JAPAN側がチャンネル編成を行わないことを決定し、宙に浮いたままとなっている。
(記事提供=OSEN)
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