人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』の韓国リメイク版で主演を務める女優パク・ミニョンが、“クズ夫”との再共演について語った。
9月1日、ソウル麻浦(マポ)区のスタンフォードホテルでは新ドラマ『コンフィデンスマンKR』の制作発表会が行われた。
『コンフィデンスマンKR』は、多才な能力を持つ詐欺師3人がこの時代の悪党たちに復讐を仕掛ける痛快な詐欺劇だ。社会システムの隙を巧妙に突くスリリングなストーリー展開とともに、従来の犯罪ジャンルの文法をユーモラスに覆す“K-ケイパー物”として注目を集めている。
同作は女優の長澤まさみが主演を務めた『コンフィデンスマンJP』を原作とする。原作は日本で映画化され、フジテレビ開局60周年特別企画として放送されたこともあるだけに、韓国版リメイクがどれだけの人気を集めるかに関心が寄せられている。
『コンフィデンスマンKR』の魅力は豪華な“特別出演俳優”だ。ソン・ジヒョをはじめキム・ボソン、ユン・チェギョン、ロウン、オ・ナラ、キム・ソニョン、イ・イギョンらが登場し、作品をさらに盛り上げる。
作品を手掛けるナム・ギフン監督は、「親交の有無ではなく、キャラクターに合うかどうかでキャスティングをリストアップした。その後、人脈やお酒の場を通じて積極的にアプローチし、三顧の礼を尽くした結果、快く出演を受けていただいた」と裏側を明かした。
なかでも、パク・ミニョンとイ・イギョンは昨年1~2月に放送されたドラマ『私の夫と結婚して』以来の再共演となる。
日本でも小芝風花と佐藤健の主演でリメイクされた同作で、イ・イギョンはカン・ジウォン(演者パク・ミニョン)が転生する前の夫で自己中心な利己主義者のパク・ミンファンを演じ、「最低最悪の夫」として注目を集めた。
パク・ミニョンは「私がイ・イギョンさんを推薦した理由は脚本の一文でした。“iziの『応急室』を歌いながらトイレで用を足す、自己陶酔に陥った男”という描写を見て、これを表現できるのはイ・イギョンさんしかいないと思ったんです。コメディに特化されているので、ドラマのエピソードの中でコメディを担当する部分に出演してほしいとお願いしたら、快諾してくれました」と、イ・イギョンとの共演について語った。
さらに、「(『私の夫と結婚して』では)スレギ(韓国語でゴミ、クズの意味)の夫でしたが、今回はとても善良な弟として再会し、呼吸もぴったりでした。前作のイメージがすっかり消えた感じで、爽快さをお見せできると思います」と付け加えた。
なお、『コンフィデンスマンKR』は韓国のTV朝鮮で9月6日21時10分より放送がスタートし、Coupang Playでも同時配信される。日本では同日22時30分よりAmazonプライム・ビデオを通じて配信される予定だ。
◇パク・ミニョン プロフィール
1986年3月4日生まれ。2005年にテレビCMで芸能界入りし、2006年放送のドラマ『思いっきりハイキック!』の出演で顔を知られた。男装のヒロインを務めた『トキメキ☆成均館スキャンダル』でブレイクし、その後も『シティーハンター in Seoul』や時代劇『七日の王妃』といったドラマ作品で優れたビジュアルと演技力を発揮。特に2018年の『キム秘書はいったい、なぜ?』や2024年の『私の夫と結婚して』は日本でも大きな人気を博した。
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